元ポルトガル代表DFが何と武漢と契約!元浦和ラファと同僚に。新型コロナウイルス発生源の町にチームは戻れず…

2017年のACL決勝アル・ヒラルとの第2戦でゴールを決めた、浦和時代のラファエル・シルバ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

所属元のセビージャが正式発表。一方、スペインキャンプ中のチームは「立往生」。

 新型コロナウイルスの発生源と見られる中国湖北省の武漢にある同国超級リーグ「武漢卓爾足球倶楽部」が2月20日、スペイン1部リーグのセビージャFCに所属する元ポルトガル代表DFダニエル・カリーソと契約を結んだ。セビージャが正式に発表した。元浦和レッズのFWラファエル・シルバとチームメイトになる。チームはスペイン合宿中にコロナウイルスの感染拡大が確認されたため、ラファエル・シルバら選手は現在「立往生」状態だという。

 31歳のカリーソは今季これまでケガの影響も受けて、リーグ24試合中11試合しか出場できずにいた。そうしたなか、このポルトガル代表として1試合の出場歴がある歴戦のセンターバックに対し、今季中国超級リーグ(1部)に昇格した武漢からオファーが届いた。そしてスペインやポルトガルの複数の報道によると、「(カリーソは)レギュラーでの出場機会を得られずにいたなか、この高額のオファーを選択した」そうだ。

 とはいえ、チームはまさに混乱と不安の渦中にある。14日時点の報道では、武漢卓爾はスペインでの活動を続けていて「立往生」の状態だという。今月末に開幕予定だった中国超級リーグの日程は「未定」。4月を目途に開催したい意向である。

 Jリーグ勢にも影響は出ている。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の3節までの中国での開催予定だったゲームは、4節以降の日本開催のカードと入れ替え。さらに3節までの中国勢とのカードは、すべて5月に延期された。つまり、中国勢のACL登場は、現在のところ4月に予定されている。

 ラファエル・シルバらチームはプレシーズン、中国の広州で活動を開始。その後、スペインのセビージャでキャンプに突入した。そのため多くの選手は武漢に立ち寄ることはなかった。しかし、中国人選手の家族は武漢で生活をしているため、ラファエル・シルバは「(チームメイトの家族について)非常に心配しています。外出はできず、限られた時間に買い物に行く際、地下の出入り口を使わなければいけないそうです」と心配し、現地からの報道に心を痛めていた。

 そうしたなかでもしっかり”大型補強”を進めるというのも、なかなか中国らしいと言える大胆不敵さだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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