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田嶋幸三会長の新型肺炎感染でJFAハウス「閉鎖」も。今後の対応策を発表

日本サッカー協会の田嶋幸三会長。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

同席した理事会出席者の行動履歴と健康状態の経過観察など実施。

 日本サッカー協会(JFA)は3月17日、田嶋幸三会長が新型コロナウイルスに感染したことに伴い、今後の対応について発表した。

 田嶋会長は2月28日に北アイルランドのベルファストに向けて成田を出発。翌29日の国際サッカー評議会 (IFAB)の年次総会に出席したあと、オランダに渡り、3月2日に欧州サッカー連盟(UEFA)の理事会で2023年のFIFA女子ワールドカップ(W杯)招致のプレゼンテーションを実施。3日にはUEFA総会に出席した。

 そのあとアメリカに渡り、3月5日に「SheBelieves Cup」を視察し、翌6日は2023年女子ワールドカップ招致活動でニューヨークを訪問した。そして3月8日に帰国した。

 16日に文京区の保健所に相談し、その際、海外渡航歴と会議に同席していた関係者2人の感染を伝えたところ、PCR検査を受けることとなり、17日の夕方、陽性反応が出たとの連絡があった。

 17日午後の段階で、微熱があるものの大事に至っておらず、保健所の指示のもと治療を行っている。 現在のところ、JFA役職員などで新型コロナウイルス感染症や風邪の症状を呈している者はいない。今後も安全管理に努めるべく症状有無の確認を継続するとともに、各人の健康維持のために最大限の支援・対応を講じ、今後、保健所、関係当局の指導に従って、JFAハウス館内の消毒作業など以下のような必要な措置を行っていく。

1. 理事会出席者の行動履歴と健康状態の経過観察
2. JFA全役職員、契約職員/派遣職員、コーチングスタッフ等の健康状態の経過観察
3. JFAハウスに事務所を置く各連盟、企業、団体の役職員の健康状態の経過観察
4. 保健所、関係当局の指導に基づき、JFAハウスの閉館、もしくはJFA事務局の閉鎖、もしくはそれに準じる措置

 JFAは「今後も、JFAハウス内外への感染拡大抑止と安全確保を最優先に、保健所、関係当局の方針や行動計画に基づいて迅速に対応していきます。多くの皆様に多大なるご迷惑とご不便をおかけしますが、公衆衛生上の観点からご賢察、ご理解賜りますよう何卒、よろしくお願い申し上げます」と呼び掛けている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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