中国リーグとACL再開に影響か。山東魯能のベルギー代表フェライニが新型コロナウイルスに感染
山東魯能のアルマン・フェライニ。(C)SAKANOWA
中国リーグの選手で最初の陽性反応。昨季マンチェスター・Uから加入、ACLの鹿島戦でゴールを決める。
中国超級リーグ(1部リーグ)山東魯能に所属するベルギー代表FWアルマン・フェライニが3月22日までに、新型コロナウイルスの診断を受けた結果、「陽性」と診断されたことが分かった。同リーグで新型コロナウイルスに感染したことが確認された最初の選手になるという。中国の『新浪体育(SINA SPORTS)』が報じた。クラブ公式ホームページでは伝えられていない。
フェライニは20日に中国でのトレーニングを再開。その際に検査を受けた結果、「陽性」反応が出たという。本人に自覚症状はなかったそうだ。
クラブ公式サイトの3月19日付けでのレポートによると、リザーブチームが練習再開したことを伝えている。
中国リーグは同ウイルスの影響によって、開幕から全試合が中断中である。山東魯能は4月17日、ホームでの北京国安戦で再開する予定だった。
しかし、中国国内、さらにヨーロッパなどに”避難”していた人たちが都市などに戻り、そういった人の大規模な移動に伴い、中国国内での感染者数が再び増加傾向にある。
果たして4月再開は可能なのか。山東魯能は昨シーズン5位に終わったため、今回出場しないものの、再び中国での感染者が増えれば、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)にも再び影響を及ぼしそうだ。
身長194センチの大型FWフェライニは昨年2月にマンチェスター・ユナイテッドから山東魯能に移籍。32歳のベルギー代表は、ACLの鹿島アントラーズ戦でもゴールを決めるなど活躍した。昨季は中国超級リーグ22試合・7得点・4アシスト、ACL8試合・7得点・1アシストを記録。また国際Aマッチ87試合・18ゴールを決め、2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表戦では途中出場から2-2に追いつく得点を決めている(ベルギーが3-2勝利)。
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[文:サカノワ編集グループ]