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レアルのジダン監督続投決定的、久保建英らレンタル組「大量復帰」!?

レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督。(C)Audi Cup 2019

『アス』が報じる。セバージョス、ハキミ、ウーデゴール、ルニンらが候補。

 スペインメディアの『アス』は3月20日、レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダンが今シーズンの結果にかかわらず、2020-2021シーズンの続投が決定的だと報じた。そのうえで、RCDマジョルカの日本代表MF久保建英ら、レアル・マドリードからレンタル移籍中の選手のうち誰を復帰させるかを今後詰めていくという。

 新型コロナウイルスの感染拡大によって、スペインリーグは2週間の中断に入っていて、さらにスペインのサンチェス首相が非常事態を発令。リーグ再開の現実的な見通しは立っていない。

 レアル・マドリードは、バスケットボールチームの選手に同ウイルスの「陽性」反応が出たため、練習施設一帯が閉鎖に。選手たちも不安に包まれている。

 そうしたなか、記事では「トロフィーを獲得できなかったとしても、ジダンは来シーズン、監督のポストに残る」と伝える。現在、スペイン1部リーグでは、バルセロナが18勝4分5敗(63得点・31失点)の勝点58で1位、レアル・マドリードが16勝8分3敗(49得点・19失点)の勝点56で2位と、2ポイント差が開いている。ただし、「十分逆転できる」とも強調している。

 そうしたなか、ジダンはスタッフとともに来季に向けて、どの選手を必要とすべきか”選定”の作業を進めていると伝える。

 当落線上に挙げるのが、ハメス・ロドリゲス、アルバロ・オドリオソラ(バイエルン・ミュンヘンに半年間の期限付き移籍)、ブラハム・ディアス、ルカ・ヨヴィッチ、マリアーノ・ディアス、ガレス・ベイルである。

 一方、彼らの動向も関係するが、現在レンタル中の選手を呼び戻したいという。その候補者が、ダニ・セバージョス(アーセナルFC)アクラフ・ハキミ(ボルシア・ドルトムント)、アンドリー・ルニン(レアル・バリャドリード)、セルヒオ・レギロン(セビージャFC)、マルティン・ウーデゴール(レアル・ソシエダ)、オスカル・ロドリゲス(CDレガネス)、ヘスス・バレホ(ウォルバーハンプトン)、そしてマジョルカの久保だ。

 誰を必要とすべきか――。「この中断期間が、ジダンにとって十分に考える時間にもなっているだろう」と伝えている。 

 レアル・マドリードでは、エデル・ミリトン、ヴィニシウス、ロドリゴ、ヘイニエルのブラジル勢が、いずれも東京五輪世代にあたる。さらにはスペイン代表DFセルヒオ・ラモスも昨年の段階では東京五輪へのオーバーエイジでの参戦を望んでいた。そして久保は日本代表のエースとして期待される。

 東京五輪の開催に関しては状況が読めないものの、レアル・マドリードとしてはクラブの過渡期を迎えるなか、そうしたレンタル組を含め一旦呼び戻して、プレシーズンの間に試したい――そんなジダン監督の意図も感じられる。

 ジダン監督は久保の能力と魅力を非常に高く評価していた。それだけに、「ジズー続投」は、久保にとってプラス材料になると言えるかもしれない。

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[文:サカノワ編集グループ]

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