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【Jリーグ】「変更なく準備」で合意。4.25のJ3開幕、5.2のJ2、5.9のJ1再開を目指す

Jリーグの村井満チェアマン(2020年3月2日撮影)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

新たな日程は4月8日以降に発表へ。

 Jリーグの臨時の実行委員会が4月1日に行われ、J1からJ3までの全クラブによるウェブ会議で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中断しているリーグ戦の再開に向け、詳細について詰めの作業を進めた。その後のウェブによるメディアブリーフィングで、Jリーグの村井満チェアマンが協議された内容について報告。ヴィッセル神戸の酒井高徳とトップチームの関係者1人、ザスパクサツ群馬の舩津徹也とJリーグの現役選手二人と関係者一人に同ウイルスの陽性反応が出たことを受けて、「予断を許さない状況ではありますが、申し合わせた通りの日程で、我々の取り得る準備は最大限していき、世の中を趨勢を見ながら判断をしていく」ことを申し合わせたという。

 この実行委員会は以前から予定されていたもの。日程面などのアンケートの提出(どの日程であればホームスタジアムを確保できるかなど)、感染予防に向けた資材・機材面の確認などが行われた。

 また、万が一、自治体による緊急事態宣言などが発令された場合について、村井チェアマンは次のように説明した。

「J3の4月25日まで3週間あるなか、(緊急事態宣言の発令について)想定しているわけではなく、ステップを踏んで意見を聞きながら準備を進めています。(発令される場合は)地域(都道府県)のなかで発令されるものだと考えています。クラブや地域、国民の健康を見ながら、細やかに対応できるか協議しています」

 そのように緊急事態宣言が発令されていない地域であれば、世論なども見ながら「観客50パーセントルール」あるいは「無観客試合」で開催できないかどうか検討していく。

 2020シーズンは、J1、J2からの降格は「なし」とすることがすでに決定。J2、J3の上位2チームが自動昇格し、昇格プレーオフは実施しない。また、1チーム最低50パーセント以上、リーグ全体で75パーセント以上の試合を実施した場合、リーグ成立を認めることで合意している。

 また、優勝決定方法については、改めて協議していく。新たな日程は4月8日を目処に発表予定だったが、調整のため、もう少し先になりそうだ。

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[文:塚越 始]

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