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【川崎】サポーターが浦和戦後クラブへ抗議の横断幕、地域密着“軽視”の新体制に「事業方針このままでいいのか」

等々力陸上競技場。(C)SAKANOWA

リーグ戦は11位に低迷、ルヴァン杯は未勝利。フロント新体制のスタンスに疑問を投げ掛ける。

[ルヴァンカップ GS3節] 川崎 0-0 浦和/2023年4月5日19:03/等々力陸上競技場

 ルヴァンカップ・グループステージ(GS)3節、川崎フロンターレは浦和レッズとスコアレスで引き分けた。ルヴァンカップGSは2分1敗と未勝利、リーグ戦は2勝2分2敗で11位。

 試合後、バックスタンドを埋めていた川崎のサポーターが3枚の横断幕を提示。クラブフロントの新体制の姿勢に疑問を投げかけた。

「地域密着は後回し、功労者は次々と辞めていく。吉田富士通体制の事業方針はこのままでいいのか」

「PwCさん 地域から愛されるフロンターレへ導いてください」

「どんな時も俺達は鬼木フロンターレを後押しし続ける」

 そのようにメッセージを投げ掛けた。

 この日の試合はスコアレスドローに終わったものの、レアンドロ・ダミアンの復帰などプラス材料も多い一戦に。それだけに試合に対する抗議というわけではなく、クラブの方向性について疑問を提示していた。

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 ホームでは今季未勝利が続く。鬼木達監督は試合後の記者会見、等々力で結果を残せずにいることを問われ、次のように答えた。

「ホームのゲームなので、とにかくスタートから強気で戦う姿勢とゴールを見せようと、選手を送り出しました。ホーム等々力には、自分も強い想いがあります。ホームで勝てることで勢いに乗れる、よりパワーをもらえます。

 そういったなかで応援してくださるサポーターには感謝しています。選手も期待に応えたい気持ちが強いですが、少し判断のところで迷いがあるようにも感じ、特にシュートのところなど、(瀬古)樹が最後見せていったように、思い切りやってもいいかなと思いました。どんどんそういうものを見せていく必要があると思います」

 そのうえで指揮を執り7シーズン目を迎える48歳の鬼木監督は、「勝てる時もあれば、そうではない時もあります。『ホーム』には僕自身もよりこだわり、これからも選手にはその想いは伝えていきたいです」と、改めてホームで勝つことの大切さを強調していた。

 また、川崎のサポーターグループの川崎華族は試合後にツイッター(@kskz12)で、「本日の試合後、吉田社長の事業方針に疑問を呈する横断幕をGゾーンに掲出しました。先人たちが大切にしてきた『地域密着』という基本理念が軽視されていると感じているからです」として、「試合後に掲出した横断幕について」と題した声明を発表している。

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