バルセロナ安部裕葵が復活へ着々「動けるのが楽しくなっている」
バルセロナBでの安部裕葵。(C)FC_BARCELONA/(C)FCB
照準は来季開幕。「いい形で心も体も、バルセロナに戻れればと思っています」。
FCバルセロナのMF安部裕葵がこのほど、クラブ公式サイトのインタビューに応じて現在のコンディションを報告した。現在東京にてリハビリ中で、メニューの強度を上げ、ランニングができるようになるなど、順調にコンディションを高めている。
現在は「東京のトレーニングしやすいところ」で生活している。しかし「緊急事態宣言が出て、これからみんなで協力することが重要だと思います」と語る。
リハビリの内容などについては、次のように説明する。
「リハビリを中心に、上半身をトレーニングして、下半身はエクササイズのメニューに取り組んでいます。9時から12時までと、午後は1時半から6時まで、かなりの時間、自分の体と向き合っていました」
「最初はトレーナーさんの力を借りて、自分の手術したところを動かしたり、今は少し走り出して、ペースも上がってきているので、動けることがすごく楽しいです」
「週に一回ビデオで、バルセロナのトレーナーのスタッフの方としっかりコミュニケーションをとりながらプランを立てて、毎週しっかりトレーニングを積めています」
また、バルセロナBチームのチームメイトとも、「ほとんどインスタグラムですけれど、アレックス、コリャド、リキ……ストーリーズで反応してふざけあっています」と、彼らの存在が支えにもなっていると明かす。
「ストレスをためず、やれることをしっかりして、いつ再開するのか分かりませんが、いい形で心も体も、バルセロナに戻れればと思っています」
そして来季に向けて、次のように語る。
「今は何も判断できないです。ケガをしているので、まず早くコンディションを上げること。それがチームのためになると考えています。チームがどうなっていくのか、まだ僕自身はあまり意識していません」
「時間もあるのでしっかり治して、やっぱりへんに急いで(再び故障する)、というのが少し怖い。急ぐ焦りはやはり良くないので、こうして時間があるのは『そうしなさい』と言われていることと受け止め、しっかり焦らず自分の体と向き合い、開幕にはいいパフォーマンスを見せられるように、しっかり準備しておきたいと思います」
そのように前を見つめる。
ちなみにスペイン語は――。「スペイン語は最近あまり聞いていないですが、アメリカのドラマを見る時にはスペイン語にして、日本語の字幕で見ています。勉強もしています」ということだ。
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[文:サカノワ編集グループ]