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ジダン監督が久保の「レアル復帰」も選択肢に。ただ最優先は…

レアル・マドリードのジダン監督(左)、日本代表での久保建英(右)。(C)Audi Cup 2019 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

能力を高く評価。プレシーズンに一旦復帰か。

 スペインメディアの『マルカ』は4月18日、スペイン1部リーグのレアル・マドリードの2020-2021シーズンの陣容を考察するレポートを掲載し、続投が決定的なジネディーヌ・ジダン監督がRCDマジョルカにレンタル移籍中の久保建英の復帰も選択肢に入れていると報じた。

 スペインリーグ(ラ・リーガ)をはじめ同国内のサッカーイベントは現在、新型コロナウイルスの感染拡大と予防のため、すべての活動が休止されている。政府が健康に害がないと判断するまで再開しないと、スペインサッカー連盟も発表している。ラ・リーガは6月の再開を目指しているものの、このまま中止になる可能性も出ている。

 そのようにあらゆる面で先行きが見通せず、レアル・マドリードは「移籍市場を巡る動きを見極めることがあまりに困難なため」久保らレンタル組を復帰させ、戦力と資金の両面で”計算”をしていく可能性もあるという。

 ただ同メディアが何より強調しているのが、まず高額な余剰戦力の整理こそが重要であるという点だ。

「優先事項はプレーヤーの人数を減らすことだ。そのため昨年の夏の段階でも状況を難しくしたが、このままでは調整の難易度がさらに上がる」

 そのようにトップ契約を結ぶ選手を減らさないことには、レアル・マドリードの滞っている計画は進められないと主張する。

 年俸は高額ながら主力とは言えずにいるガレス・ベイル、ハメス・ロドリゲス、マリアーノ・ディアスの放出はしたいところだが、どれだけ資金を”回収”できるかは不透明。また、ブラヒム・ディアス、ルカ・モドリッチにも移籍の噂が出ているものの、何も決まってはいない。

 そういった課題が解決しないことには、レアル・マドリードが考える改革などを進められない。加えて、ボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランド(19歳)、スタッド・レンヌのエドゥアルド・カマヴィンガ(17歳)を獲得するための資金も得られないという。

 レンタル組の中では、アクラム・ハキミ(ドルトムント)はレアル復帰も選択肢ではあるものの、「必要とされること」を求めている。また、セビージャFCのセルヒオ・レギロン、レアル・ソシエダのマルティン・ウーデゴールは。この夏の復帰が有力視されている二人だ。

 久保に関しては「若さ(今年19歳)と(EU圏外の)外国籍選手の問題が復帰を複雑にしている」と指摘する。エデル・ミリトン、ヴィニシウス、ロドリゴのブラジル人3選手が外国籍選手枠を活用し、さらに今冬に加入した18歳のブラジル人MFヘイニエルもいる。ヴィニシウスは今年中にスペイン国籍を取得すると言われているが、あるいは彼らのうち誰かの移籍などもなければ”枠問題”は解消されない。

 ただ、ジダン監督は久保の能力を高く評価している。プレシーズンに一旦復帰することは十分あり得そうだ。

関連記事:ジダン監督もテレワーク。久保建英らレンタル組をビデオで徹底追跡

[文:サカノワ編集グループ]

 

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