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久保建英のマジョルカが「声明」。選手の給与一部返上、スペインリーグ中止の場合には

久保建英。(C)SAKANOWA

ビセンテ・モレノ監督を含め、15パーセントのサラリー削減で合意。

 日本代表MF久保建英が所属しているスペイン1部リーグのRCDマジョルカはこのほど、公式サイトに声明を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大と予防のためラ・リーガ(スペインリーグ)がこのまま終了を迎えた場合、トップチームの選手・監督の給与の15パーセントをカットすることで合意したという。

 今回の発表によると、マジョルカはまずこの闘いの最前線で働く方たちへの感謝と亡くなられた方々への哀悼の意を告げている。そのうえで、現在は「私たちが大好きなサッカーのあの興奮が恋しいですが、今、最優先されるのは、選手・スタッフ・ファン、そして新型コロナウイルスで苦しんでいる方たち、すべての人の健康と幸福です」と伝える。

 一方、スポーツが社会に与える影響力はあると認めるものの、リーグ再開に向けては慎重を期しており、クラブも財務上のあらゆるシミュレーションを立てているそうだ。

 そのうえで、もしも2019-2020シーズンのラ・リーガがこのまま中止になった場合、トップチームの選手とビセンテ・モレノ監督の15パーセントの給与を削減することで合意した。マジョルカの取締役会は、選手と監督への感謝とともに、スタッフの雇用を保護し、クラブを存続させるためにその資金を活用するとファンに約束をしている。

 レアル・マドリードから1年間のレンタル移籍中の久保はこれまで、リーグ戦で24試合(1431分)・3得点・3アシストを記録している。マジョルカは7勝4分16敗の勝点25で18位。

 スペインでは非常事態宣言が発令され、厳しい外出禁止令も出ている。新型コロナウイルスによる死者数は減少傾向にあると言われる。同国内では政府が安全宣言を発するまでプロサッカーを再開しないということで、スペインサッカー連盟も合意している。

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[文:サカノワ編集グループ]

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