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レアル・マドリード、エムバペと「口頭合意は信用しない」。サインの期限設定、『Xデー』は…

パリSGのエムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

プレーしたいのかどうか、その本気度を問う。

 フランス1部パリ・サンジェルマンに所属するFWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が来夏、このままフリートランスファーになる可能性が高まりつつある。昨年夏にフリーからの獲得が確実視されながらも“裏切られる”形になったスペイン1部レアル・マドリードだが、現在新天地の本命視とされるものの、今回は様々な条件を用意するという。

 国際サッカー連盟(FIFA)の定める移籍ルールにより、所属先との契約満了の半年前になると、他クラブがその選手と交渉可能になる。エムバペは今季でパリSGと契約満了になるため、その解禁日は「1月1日」。もちろん、その日が過ぎても、パリSGは継続して交渉することも可能であるが、事実上、マドリードが正式に名乗り出せるタイミングとなる。

 スペインメディア『アス』は12月6日、エムバペサイドに対し、1月15日までにサインに応じるように求めるだろうと報じる。「同じ歴史を繰り返すつもりはなく、それ以上の猶予を認めないはずだ」ということだ。

 また昨年夏は、すでに「口頭合意」はされていたが、結局、サインに至っていなかったため、土壇場で大型契約を提示してきたパリSGに強奪されることとなった。そのため、この交渉でも口頭合意=口約束は信用しないスタンスである。

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 いずれにせよ、うんざりしてきた母親であり仲介人のファイザ・ラマリをはじめエムバペ側との長引く駆け引きには、もう応じたくないという本音が感じられる。さらにはイングランド・プレミアリーグのリバプールFC、アーセナルFCも獲得へ「興味」を示し、エムバペはパリSG残留も選択肢から除外していないと言われる。エムバペが白い巨人の名前入りをしたいかどうか――その本気度を試すということだ。

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