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C・ロナウドがユベントスから38億円で移籍?「準備を進めている」…有力候補は!?

チームメイトを鼓舞するポルトガル代表のクリスチアーノ・ロナウド。(Photo by Alexander Hassenstein/Getty Images)

契約はあと1年残すが、莫大なサラリーとボーナス削減のため。

 ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドが3シーズンプレーしたイタリア・セリエAのユベントスを退団する可能性が浮上している。そのような“動き”が起きていると『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じた記事を、『スカイ』が引用している。

 36歳のロナウドは2022年6月まであと1シーズン、ユベントスとの契約を残している。そうしたなか2900万ユーロ(約38億円)という“破格”での売却が検討されている。「ユベントスとロナウドのコラボレーションが過去のものになるかもしれない」というのだ。

 レアル・マドリードからユベントスに移籍した際、1億1700万ユーロ(約154億円)もの大金が動いた。そう考えると不釣り合いな違約金(移籍金)の設定になっているようだが……。

 このコロナ禍、ユーベは契約を早期に打ち切ることで、ポルトガル人アタッカーに支払ってきた莫大なサラリーとボーナスを節約したい意向であるそうだ。また、ロナウドのアドバイザーがユベントスの関係者と話し合い、移籍に向けて「準備が進められている」とレポートしている。

 すでに彼の古巣であるイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド、そしてスペイン1部レアル・マドリードが、いずれも水面下で再獲得に向けて動いていると今冬から囁かれてきた。もしも移籍する際、有力なのはその両チームのうちどちらかか!?

 一方、同メディアの別の記事では、フェデリコ・チェルビーニ・スポーツダイレクター(SD)が「手放すはずがない」と移籍の噂を否定している。

 セリエAの3年間では、2018-19シーズンに31試合・21得点、2019-20シーズンに33試合・31得点、そして2020-21シーズンに33試合・29得点で得点王を獲得。しかしコッパ・イタリアは制したものの、リーグ戦は4位に終わり(UEFA欧州チャンピオンズリーグ出場権は獲得)、9連覇で途絶えていた。

 このスーパースターが動くか、動かないかによって、そこから人の動きも玉突き的に連鎖を起こしていく。それだけに、今、5大リーグのトップチームでのプレーが噂される日本代表アタッカーの鎌田大地や久保建英の動向にも、少なからず関わってくると言える。

 連覇を目指したEUROでは、ベルギー代表に敗れて決勝トーナメント1回戦で敗退。「CR7」はイタリアに残るのか、ここで去るのか――。サッカー界の大きな関心事の一つとなる。

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[文:サカノワ編集グループ]