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レアルのジダン監督「久保と話し合う」発言。レンタル移籍も検討か?

レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督。(C)Audi Cup 2019

レアル・バリャドリードなどが獲得の意思。

[アウディ杯] レアル・マドリード 5-3 フェネルバフチェ/2019年7月31日(日本時間8月1日)/アリアンツ・アレーナ(ドイツ・ミュンヘン)

 レアル・マドリードの久保建英は、アメリカとドイツのプレシーズンの2つの親善大会に参戦し、ヨーロッパの強豪とのトレーニングマッチ5試合中4試合に途中出場して、いずれの試合でも好パフォーマンスを披露。ジネディーヌ・ジダン監督からの評価を得るとともにファンの心を掴んだ。

 ジダン監督は自らの要望で久保を帯同させてきた。そして指揮官はアウディカップのフェネルバフチェ戦終後の記者会見で、久保の今後について、「カンテラから私たちと一緒に来ている選手がたくさんいますし、久保はチームと契約したばかりです。将来、このチームにとって重要な存在になるでしょう。戻った時に彼と話をするつもりでいます」と語った。

 18歳である久保はフニベールA(ユース)に選手登録することで、あらゆるカテゴリーでのプレーが可能になり、新シーズンはカスティージャを主戦場にする予定である。

「彼をカスティージャで見ること、そして私たちと一緒に練習することは良いものになるでしょう。どう当てはめていくのか、様子を見るつもりです。彼はロドリゴやヴィニシウス・ジュニオールのようにとても若いし、ゆっくりと進む必要があります」

 ヴィニシウスは昨季開幕時はカスティージャだったが、チームが不調だった時期にトップチームへ抜擢され、18試合2ゴールを記録した。それでも今季、絶対的な主力選手といわけではない。

 そのジダン監督の「帰国してから本人と話をする」という発言は、トップチームでのこれまでの評価などを伝えるとともに、今後についても話し合うという意味とも捉えられる。

 実際スペイン紙『マルカ』によると、クラブ内でも久保は「セクンダB(実質3部)でプレーするレベルの選手なのだろうか」という議論はあり、他のトップチームにレンタル移籍するべきだという意見もあるそうだ。実際、レアル・バリャドリードなどスペインの複数クラブからオファーが届いているという。

 ただ、カスティージャのラウール・ゴンザレス監督は、自らのもとで育てたいという意向を示し、久保をむしろ貴重な戦力としても考えている。

「カスティージャ」でのプレーが基本線ではある、ただ、今、急速に力を付ける久保がどのような環境でプレーすることがベストなのか。ジダン監督と久保はいったいどのような話し合いをし、結論を導き出すのか――。

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