【U-24日本代表】こんな布陣を見てみたい。久保&三笘共存へ4-4-2はどうか?横内監督は3-4-2-1を検討か
試合途中からのオプションを含め、4-4-2は選択肢に入れたい。 (C)SAKANOWA
29日、北九州でU-24アルゼンチン代表と再戦。両指揮官が抱負を語る。
[SAISON CARD CUP] U-24日本代表 – U-24アルゼンチン代表 /2021年3月29日19:45/北九州スタジアム
U-24日本代表対U-24アルゼンチン代表の“第2ラウンド”が29日、北九州スタジアム(ミクニワールドスタジアム北九州)で行われる。アルゼンチンが1-0で勝利を収めた東京での対戦から中2日、東京オリンピック本番をも想定したスケジュール。果たしてどのような陣容で臨むのか。一方、欧州組と国内組を融合できる限られた機会でもあり、アルゼンチンに勝つために――どのような現時点の“ベスト布陣”が試されるのか楽しみだ。
横内昭展監督(森保一兼任監督の代行)は試合前日の記者会見で、「現時点でコンディションのところで、少しバラつきがあり、練習直前までいろいろ考えたいと思います。皆さんシステムのことをすごく気にされていますが(笑)、そこを含めて、まだ考えたいと思っています」と語った。
また久保建英の状態について、27日は筋肉に張りがあったため軽めの調整で切り上げ「今朝(28日朝)はずいぶん回復していました。もちろん戦力の一人として考えています」と、様子を見ている。
このチームが取り組んできた3-4-2-1の採用もあり得そうだ。
ただ3-4-2-1か4-2-3-1かという二択に、彼らがU-20・U-19日本代表でも取り組んできた4-4-2も選択肢に入れられないだろうか。後方からのビルドアップ力も高いアルゼンチンに対し、2トップが高い位置からプレスをかけ続ける――金メダルを本気で狙うのであれば、自分たちの形にこだわる以上に、相手の自由を牽制する必要もあるはずだ。
試合開始からではなくても4-4-2で、前線に田川亨介(FC東京)、林大地(サガン鳥栖)、久保建英(ヘタフェCF)、三笘薫(川崎フロンターレ)が並ぶ陣容も見てみたい。今回は田中碧が起用される。彼の推進力と前線の特長を引き出すセンスを生かす意味でも、4-4-2は面白い選択肢になるのではないだろうか。今後のチーム作りを見据えると、オーバーエイジの選手を組み込みやすいという利点もある。
一方、アルゼンチンのフェルナンド・バティスタ監督は前日記者会見で、「まだ明日のメンバーは考えていません。練習を踏まえ、試合直前に決めたいと思います。(第1戦を踏まえて取り組みたいことは?)できるだけ多くの選手のプレーを見たいと思いますが、戦い方はこれまでと同じ形で臨みたいと思います」と抱負を語った。また印象に残った日本の選手として、「非常にレベルの高い選手たちが揃っています。一番知っているのは久保選手ですが、それぞれのラインに特長を持ったタレントがいる印象を受けます」とコメントしている。
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[文:サカノワ編集グループ]