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欧州スーパーリーグ構想、衝撃の『合意』。6500億円投資、レアル、マンU、ユーベ、リバプール、ミラン、バルサなど。ドイツは反対か

2019年に来日したマンチェスター・シティも「スーパーリーグ」構想の参加チームの一つ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

15チーム「固定」+5チーム入れ替え制、2023-24シーズンからのスタートを目指す。

『ニューヨークタイムズ』『ESPN』などは4月18日、一部で噂されてきた「欧州スーパーリーグ構想」について、メガクラブの多くが参加への合意に至ったと報じた。資金的な目処が立ち、2023-24シーズンからのスタートを目指すという。

 報道によると、合意に至ったのは、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、リバプールFC、チェルシーFC、アーセナルFC、スペイン1部リーグのレアル・マドリード、FCバルセロナ、イタリア・セリエAのユベントスFC、ACミラン。これまで秘密裡に交渉は進められてきた。

 構想では15チームが「固定」で、あと5枠を入れ替え制にしたい意向。構想案ではその固定枠は、プレミアリーグ6チーム、ラ・リーガ3チーム、セリエA3チーム、ドイツ・ブンデスリーガ2チーム、フランス1チーム。

 トッテナム・ホットスパーFC、インテル、ミラノも初期メンバーに入っていて、基本合意には至っていると見られる。一方、ドイツ・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムントは招待を受けたものの、これまでのところ拒否の姿勢を示している。パリ・サンジェルマンからは回答を得られていないそうだ。

 このタイミングで公になったのは、19日にUEFA(欧州サッカー連盟)がUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の新方式を発表するため。これまでの32チームから36チームに拡大し、グループステージを廃止。試合数を増加させるというものだ。

 そういった拡大路線、昨今の人気クラブとの対戦頼みとなっているレベル差の離れたシステムにメガクラブは反発。しかもこの欧州スーパーリーグに、投資銀行JPモルガンが60億ドル(約6527億円)の資金を投じるという。そして登録費として4億2500万ドル(約462億円)が支払われる。DAZNが関与することも、セリエAの参加予定クラブに説明されたそうだ。コロナ禍でサッカー界の先行きも見えなくなるなか、頂点に立つメガクラブ同士で新機軸を打ち立てたい意向である。

 UEFAはもちろんこの構想に猛反発し、FIFA(国際サッカー連盟)の後ろ盾を得たい考えである。プレミアリーグ、セリエA、ラ・リーガなど各国リーグも反対の意を示している。FIFAはこの噂が浮上した際、プロジェクトに参加したチームの選手は、FIFA主催大会への出場を禁止すると警告していた。

 サッカー界の「頂点」を揺るがすこの構想――。果たして実現なるのか。しばらく目が離せない注目のトピックスになる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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