【Jリーグ】無観客試合での再開も検討「望ましい時期があるかもしれない」

埼玉スタジアムで勝利の凱歌を歌う浦和の選手とサポーター。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

村井チェアマンが説明。「何より今は再開方式を私たち単独では決められないという前提に立ち、さまざまなオプションについて検討している状況」

 Jリーグは4月21日に理事会を行い、その後、村井満チェアマンがビデオ会議システムによるメディアブリーフィングで、今後のリーグ再開に向けた方針などを語った。

 そのなかで、村井チェアマンは無観客試合を採用する可能性について、次のように語った。

「無観客試合は最後の最後(の選択肢)という話をしてきました。考え方のベースは変わりませんが、今後、場合によっては、無観客であっても(試合開催が)ダメかもしれませんし、逆に言うと、無観客のほうが望ましいという時期があるかもしれません。さまざまな複合的な考え方のなかで、再開スタイルは検討していかなければいけないのではないかと考えています」

 47都道府県に当面5月6日までの非常事態宣言が政府から発令され、現状ではJリーグ独自に試合開催について判断できる状況にはない。また、もしも非常事態宣言が緩和された場合にも、交通(電車・バス)や入場時の三密などさまざまな面を考えると、観客を動員しての開催は難しい状況にあると言えるかもしれない。

 村井チェアマンは次のように続けた。

「そういう意味では、無観客も一つの選択肢にそろそろ入ってくる可能性があります。それより、まず何よりも、今は再開方式を私たち単独では決められないという前提に立ち、さまざまなオプションについて検討している状況です」

 まず無観客試合で再開し、しばらく様子を見て、計画していた一部観客動員を目指す。そういった方策も選択肢に入ってきそうだ。

 また、村井チェアマンが20日に菅義偉官房長官と面会し、全国にある各クラブのクラブハウスの活用に関する可能性について進言したと語っている。

「Jリーグには56のクラブがあり、それぞれクラブハウスを持っています。そういったアセット(資産、資源、財産)があることを伝え、『もしも国や行政から要請がある場合、今後検討していこうと思うのですが、そういったニーズはあるのでしょうか』と聞きました。その席では、ニーズは確かにあると言われ、今日の理事会で諮り、協力していこうという話をしました。今後はこれから個別にクラブで話をしていくことになると思います」

 シャワールーム、駐車場、ピッチ(グラウンド)、電話を使用できる事務所……PCR検査に仮設の検査場を設けることも可能になる。そのようにJリーグの財産でもある全国のクラブハウスの活用の可能性について伝えたそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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