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Kリーグ無観客で開幕!邦本宜裕が途中出場。無料配信、マスク着用、チャント放送、横断幕…

ベンチスタートから途中出場し、勝利に貢献した全北現代の邦本宜裕。※KリーグのYouTube配信より

元Jリーグ組のキム・ボギョン、キム・ジンス、キム・ミヌが先発。

 新型コロナウイルスの影響により延期されていた韓国のKリーグが5月8日、無観客試合により開幕を迎えた。全北現代モータース対水原三星ブルーウィングスの一戦が「ワールドワイド・ライブ」と題してYouTubeで無料配信された。

 全北現代の邦本宜裕はベンチスタートに。また、元Jリーグ組では、全北現代のキム・ボギョン(元柏レイソル、サガン鳥栖など)、キム・ジンス(元アルビレックス新潟)、水原三星のキム・ミヌ(元サガン鳥栖)が先発出場した。

 ベンチの監督と選手、記録係などスタッフは全員マスクを着用。観客のいないスタンドにはサポーターからの応援メッセージ、全北のエンブレム、スポンサーによる広告の横断幕が掲げられていた。

 水原三星はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)で3月3日まで2試合を行っていたとはいえやはり実戦から遠ざかっていただけに、それぞれが感覚を確かめるような立ち上がりに。開始1分には、全北現代のサイドチェンジのボールが主審に当たって、相手ボールに切り替わる。「新ルール」により主審は笛を吹いて試合を止め、全北現代ボールでのリスタートを指示した。

 ただ次第にコンディションが高まってくると、試合もヒートアップしていく。すると両チームともにゴール前でチャンスを作り出していく。

 後半には全北現代のゴール前のチャンスでPKが疑われ、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)が採用。主審がビデオチェックするOFR(オン・フィールド・レビュー)の末、ノーゴールとなった。

 そして邦本とともに途中出場した全北現代の41歳になる元韓国代表FWイ・ドングクがCKからヘディングでゴール! これが決勝点となり、ホームチームが1-0の勝利を収めた。

 久々の公式戦であることを物語るように、途中から雨が降るなか、試合後には足をつって倒れる水原三星の選手もいた。

 ゴールのあとの選手たちは握手や抱き合うことをせず、腕と腕をタッチして祝福していた。また、ヒーローインタビューも、インタビュアーとソーシャルディスタンスを保持。試合中はどうやら録音してあるチャントが、会場内に流れていた。

 5月16日にはヨーロッパ主要リーグで先陣を切り、ブンデスリーガが再開を予定している。一方、ベルギー、オランダ、フランスの各リーグは中止を決定している。

 またJリーグの再開時期は未定。現在、緊急事態宣言が全国に発令されているため、早くて6月下旬や7月以降になる見込みだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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