【浦和】リカルド監督が手応え「今すごく一番いい時期を迎えている」。ACLパトゥムに快勝、25日は東地区“代表決定”全北現代戦!
試合を決定づける一撃を決めた浦和の小泉佳穂。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「まだ何も成し遂げていない」と気を引き締める一方、「メンタル面でもいい準備ができている」。
[ACL 準々決勝] 浦和 4–0 パトゥム・U/2022年8月22日20:00/埼玉スタジアム
AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝(ベスト8)、J1リーグの浦和レッズがタイ1部のBGパトゥム・ユナイテッドに4-0の勝利を収めて、準決勝進出を決めた。全北現代モータース戦は25日19時30分から埼スタで行われる。
浦和のリカルド・ロドリゲス監督は試合後の記者会見で、「まだ何も成し遂げていない」と気を引き締めながらも手応えを掴んでいた。
「再び良い試合ができたと思います。二つのゴールを取り消され、1点目を取るまでは苦労しました。全体的には非常に良い試合ができました。ただ前回に比べ疲労度はあったと感じた内容でした。後半は相手が守備の仕方を変えてきたなか、相手の3バックに対しソリューションを見つけながら戦えたと思います。今いい流れが来ていますが、この間も言ったように、(埼玉ラウンドは)1試合あります。まだ何も手にしていないので、しっかり次に戦って決勝に進みたいです」
相手の出方を見るリアクションではなく、この2試合や最近の国内リーグ戦は、立ち上がりからアクションを起こして強度で上回り、得点まで結びつけることができている。指揮官もその点に手応えを得る。
「浦和で今すごく一番いい時期を迎えていると思います。メンタル面でもいい準備ができていますね。短い時間の中で点を取りながら、勝ったままハーフタイムを迎えられています。この日程であっても1試合ずつと考えていますが、選手に休みを与えながらできています。いい流れの中で成長を続けて、この大会であり、全3大会を戦っていくことが大事だと思います」
この試合、後半はパトゥムが3バックにシフトしてきた。その対応について、リカルド監督はどのような指示をしたのか。選手たちによる判断もあったのか? その問いに次のように答えた。
「ディフェンスは4-4-2で変えず継続して対応しました。(後半の対策について)あまりディテールは話せませんが、ボールを持った時、いかに崩すかは、これまでやってきたことから選択してやりました。ボールを持って押し込むことができました。そして途中出場の選手たちもチームにプラスを与えて貢献し、(江坂)任、キャスパー、明本が、チームに大きなサポートを与え、プランを成功に導いてくれたと思います」
そのようにチームの総合力でも、リカルド・ロドリゲス監督は好感触を得ていた。
次戦は東地区からのファイナリストを決める大一番。全北現代モータースは、これまでと全く異なる姿を見せて闘ってくる。迎えるのは“ホーム”埼スタ――この勢いのまま思い切って挑むだけだ。
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