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安倍首相が「本格的な社会経済活動」に向けてサッカーに言及「Jリーグもリモートマッチの準備を進めています」。東京五輪の簡素化についても触れる

記者会見を行う安倍晋三首相。※内閣広報室、首相官邸のYoutube公式チャンネルより

国会閉会に伴う記者会見で。“リモマ”周知と定着への一歩に。

 安倍晋三首相が6月18日、国会閉会に伴う記者会見を開き、そのなかで新型コロナウイルス感染症の予防対策で予定通り19日から「ステップ2」に引き上げ、社会経済活動を本格化させる段階に入っていくと説明。そのなかでプロスポーツに関してプロ野球とともにサッカーについて、「Jリーグもリモートマッチでの準備を進めています」と言及した。

 これまでの「ステップ1」から、19日以降、都道府県をまたいでの移動が自由化される。安倍首相は新たな生活様式と感染症対策を踏まえたうえでの観光やイベントへの参加を推奨した。

 安倍首相は次のように「経済を回していく」ことに舵を切ると強調した。

「(今後の生活様式について)しっかりと発想を変えなければなりません。社会経済活動を規制するこれまでのやり方では長続きしません。できる限り制限のない手法で、感染リスクをコントロールしながら、しっかりと経済を回していく。私たちの仕事や暮らしを守ることに、もっと軸足を置いた取り組みが必要です」

 また、最も講じてきたクラスター対策について、「磨きをかけていく」と強調。そして6月19日からは原則として、都道府県をまたぐ移動が自由に。「各地への観光も人との間隔をとることで、出かけていただければと思います」とした。

 そのうえで安倍首相は「プロ野球は明日開幕します。Jリーグもリモートマッチ(無観客試合)に向けた準備が進んでいます」と、来週末に迎えるJリーグ再開についても言及した。

「コンサートなどのイベントも1000人規模で開催していただくことが可能になります」「ガイドラインを参考に、感染予防の対策を講じながら、社会経済活動を本格化させていただきたいと考えています」

 そのように社会活動の中の一つとして、Jリーグも“認められる”形になったと言えた。また、日本トップリーグ連携機構が協力して名付けた「リモートマッチ」という言葉が使われたことも、周知と定着への大きな一歩だ。

 J2リーグ再開とJ3リーグ開幕が6月27日、J1リーグ再開は7月4日に迎え、7月9日まではリモートマッチ(無観客試合)で行われる。

 また、開催が1年延期された東京オリンピックについて安倍首相は、これまで「完全な形で実施する」と強調してきた。その点について、国際オリンピック委員会(IOC)が延期に伴う費用を抑制したうえで効率・簡素化する案を提示したことに、「ある意味、オリンピックの原点に戻った大会にしていこうということだと思います」と言及。選手がパフォーマンスを発揮する最高のコンディションを提供し、観客を安全に迎え入れるための「完全な形での実施」であり、「その方針に変わりはありません」と語り、これまでとニュアンスがやや変わった。

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[文:サカノワ編集グループ]

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