徳島、横浜FM、柏、川崎…狩野健太が引退決断。オファーあったが「やりたいことが明確になった」
写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
今後は子供たちへの個人レッスンを展開。
昨季まで徳島ヴォルティスに在籍し、横浜F・マリノスなどで活躍したMF狩野健太がこのほど、引退を発表した。前所属の徳島が6月30日に公式サイトで伝えた。
狩野は1986年5月2日生まれ、静岡県出身、34歳。これまでのキャリアは、麻機サッカースポーツ少年団 ― 東海第一中学校 ― 静岡学園高校 ― 横浜FM ― 柏レイソル ― 川崎フロンターレ ― 徳島ヴォルティス。
昨季は徳島でJ2リーグ12試合・0得点を記録。リーグ通算成績は、J1リーグ148試合・13得点、J2リーグ29試合・1得点、ルヴァンカップ43試合・5得点 、天皇杯26試合・5得点。
狩野は徳島を通じて、次のようにコメントしている。
「まずは、15年間ありがとうございました。
他クラブからオファーをいただきましたが、考えた末に次の道に進むことを決意いたしました。
振り返ってみると、決していいことだけではないプロ生活でした。ケガに苦しみ、自分自身が納得するプレーもできず、応援してくださる皆様に喜んでもらえず、苦しむ時もありました。
それでも、サッカーと真摯に向き合うことだけは自分に誓って15年間やってきました。それだけは自信を持って言えますし、自分の誇りです。
そして自分がこれからやりたいことが明確になったことが、引退を決意するきっかけになりました。これまでの経験を子供たちに直接伝えていきたいという思いから、今後はサッカーの個人レッスンという活動をおこなっていきます。
それがサッカーに対する恩返しだと思いますし、自分の使命だと感じています。
Jリーグも再開されました。今までとは違う形になりますが、子供たちに夢を与え、共に成長していき、これからも日本サッカー界の発展に貢献していきたいと思っています。大好きなサッカーには携わっていきますので、今後とも変わらずよろしくお願いいたします。
幼少期からプロになるまでに出会い支えてくださった皆様、プロ生活の中で出会ったたくさんの人たちや家族、そしていつも応援してくださったファン・サポーターの皆様。皆様のおかげでここまでやって来ることができました。
本当に感謝しています。
15年間本当にありがとうございました」
狩野が開設したHPはこちら
https://kenta-kano.com/
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[文:サカノワ編集グループ]