レアルのローン組、二人の売却検討。久保建英の未来に影響?
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
マジョルカは日本時間の明日4時、グラナダと対戦。負けたら2部降格決定、勝ったら“大逆転”残留へ望みも。
[スペイン1部 37節] マジョルカ – グラナダ/2020年7月16日(日本時間17日4:00)/エスタディ・デ・ソン・モイシュ
スペインメディア『マルカ』は7月15日、現在レアル・マドリードから他チームにレンタル移籍中の選手たちの新シーズンの去就に関するレポートを掲載し、ダニ・セバージョス(アーセナルFC)、ヘスス・バジェホ(グラナダCF)の売却を検討していると報じた。ボルシア・ドルトムントにローン中だったモロッコ代表のDFアクラフ・ハキミがすでに来季、セリエAのインテル・ミラノに完全移籍することが決定。さらに、実績を積んできた二人もレアル・マドリードから去ることになりそうだという。
記事では、4000万ユーロ(約55億円)で放出したハキミに続き、二人の名前を挙げて「次に出ていく可能性がある」とクラブ内部の動きを伝える。ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトでもプレーしたバジェホは、ドイツで高い評価を得ているという。一方、アーセナルの中心選手として活躍したセバージョスは、交渉が順調に行けば、完全移籍に移行する可能性もあるそうだ。
ただし、「すべてはジネディーヌ・ジダン監督の決定による」として、現在は低迷するアーセナルだが、『白い巨人』の指揮官がいずれは欧州の舞台でのライバルに成り得ると判断し、この移籍を“拒否”する場合も想定されるという。
RCDマジョルカにレンタル中の日本代表MF久保建英については、「来季もローンを継続することが検討されているようだ」と一言触れられている。
とはいえ、当初は復帰が既定路線と言われていた21歳のハキミ、23歳のセバージョスが、レギュラーとしての立ち位置を求めて、他チームに完全移籍する道を選択するとなると、レアル・マドリードも若干の軌道修正を求められそうだ。そのなかで久保の存在を「白い巨人」はどのように位置付けているのか。来季の復帰はあるのか? レンタル継続か? これまではその“二択”が選択肢として語られてきた。しかし噂の領域だった(パリ・サンジェルマンが完全移籍を望んでいる)、将来的な完全移籍での放出もその中に加わってくるのか?
ラ・リーガは残り2試合で、レアル・マドリードは今節にも優勝を決める。またマジョルカは日本時間17日4時からホームで、グラナダと対戦。負けると2部降格が決定してしまうが、勝利を収めると(他チームの結果にもよるが)最終節へ1部残留への挑戦権を得られる。
この1年間の集大成。久保がマジョルカのホームでの、今季ラストゲームのピッチに立つ。
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[文:サカノワ編集グループ]