久保建英に強力な援軍、ビジャレアルがフランス人MFコクラン獲得を発表
ビジャレアルがコクランの加入を発表。(公式ツイッター @villarreal より)
同じバレンシアのパレホ加入も間もなく正式発表へ――。
日本代表MF久保建英のレアル・マドリードからの期限付き移籍での加入が決まったビジャレアルCFが8月12日、同じバレンシア州をホームとするバレンシアCFから、フランス人MFフランシス・コクランを完全移籍で獲得したと発表した。契約期間は4年間。久保にとっても、非常に頼もしい援軍が加わった。同じバレンシアのMFダニエル・パレホの加入も、間もなく正式決定すると見られる。
ビジャレアルのクラブ公式サイトでは、「エメリ監督が率いるチームの新たな中核となるミッドフィルダー」とコクランの加入を歓迎している。
コクランは1991年5月13日生まれ、フランス出身の29歳。178センチ・73キロ。ボランチ(センターハーフ)を主戦場に、サイドバックなど最終ラインにも対応可能だ。試合の先を読むセンスとポジショニングが抜群で、コンタクトプレーに長け、ボールを奪い切る能力は天下一品の守備的ミッドフィルダー。イングランド・プレミアリーグのアーセナルFCの下部組織出身で、これまでアーセナル、FCロリアン、SCフライブルク、チャールトン・アスレティックFC、バレンシアでプレーしてきた。
2019-20シーズンは、ラ・リーガ1部26試合・1アシスト、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)6試合、スペイン国王杯3試合に出場している。
久保は8月11日の加入記者会見で、「かなりのビッグクラブでのプレーになりますが、そこで能力の高い選手と競いながら、たくさんのものが得られると思うので、また一回り、昨シーズンとは違ったところでも成長できれば。例えば攻撃面でも、より磨きをかけてチームに貢献していけたらと思います」と語っていた。まさに久保をサポートするとともに、切磋琢磨していけるタレントと言える。久保とコクランの共闘、ビジャレアルでどのような化学反応が起きるのか楽しみだ。
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[文:サカノワ編集グループ]