マジョルカコーチが久保建英に人種差別的な「釣り目」で非難を浴びる

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

交代出場で呼ぶ際に。試合はエスパニョールに敗れ、3チームの勝点が最下位で並ぶ。

[スペイン1部 23節] エスパニョール 1-0 マジョルカ /2020年2月9日/エスタディ・コルネリャ=エル・プラット

 スペインリーグ(ラ・リーガ)1部、RCDマジョルカは最下位のRCDエスパニョールに0-1で敗れ、ついに勝点で並ばれた。勝利を収めたセルタ・デ・ビーゴが17位に浮上、マジョルカ、CDレガネス、エスパニョールの3チームが勝点18で降格圏の18位タイで並んだ。マジョルカの日本代表MF久保建英は65分から4試合連続で途中出場し、両サイドをえぐるドリブル突破から二度ビッグチャンスを作ったものの、味方が決め切れず。10試合連続ノーゴールとなった。

 また、この試合でマジョルカのコーチが、ウォームアップする久保を呼ぶ際にアジア人蔑視で人種差別的な意味があるとされる「釣り目」のゼスチャーをしていたことが、イギリス大衆紙『ザ・サン』など複数の媒体が取り上げられて、非難を浴びている。

 問題になっているのはベンチにいたダニ・パストールコーチで、サルバ・セビージャの負傷によりウォームアップゾーンにいた久保を呼ぶために分かりやすく、そのように釣り目のゼスチャーをしたと見られる。テレビ映像がその様子をちょうど捉えていた。記事では、「彼がどのような意図をもって、このゼスチャーをしたのかは説明がないので分からない」と伝えている。

 もちろん、このゼスチャーがそもそもアジア人蔑視にあたるのかどうかという議論もある。ただ、身体的な特徴を何かしらのアピール方法で伝えるのは、特にヨーロッパではマナーや常識からも問題とされてきた。また、人種に関係なくプレーできるのがサッカーの一番の魅力であり、そうした人種を指すアピールはあまり好まれるものではないのは事実だろう。

 チームの調子が悪いとピッチ外で得てして波風が立ってしまうのは、万国共通だと思い知らされる。マジョルカとしても早い段階でこの問題に対処したいところだ。

 マジョルカはリーグ3連敗で、5勝3分15敗(22得点・39失点)の18位タイ。得失点差では、19位のレガネスと1差、20位のエスパニョールと4差。レアル・マドリードから期限付き移籍中の久保の今季成績は、リーグ20試合1得点・2アシスト。 

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[文:サカノワ編集グループ]

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