集団感染のあと初、鳥栖が全体練習再開。小林祐三「考え方の幅、もう少し一つに」

オンライン取材に応じたサガン鳥栖の小林祐三。(C)SAGAN TOSU

金明輝監督らは自宅待機のため不在。9月5日のホーム、横浜FC戦を目指す。

 新型コロナウイルスの集団感染、クラスターが発生したJ1リーグのサガン鳥栖が8月26日、北部グラウンドで全体練習を再開させた。練習後、キャプテンの小林祐三がオンラインによる取材に応じて、活動自粛期間に考えたこと、今後に向けての抱負を語った。4試合が中止になった鳥栖は9月5日のホーム、駅前不動産スタジアムで行われる横浜FC戦での試合からリスタートを予定している。

 この日午前中、退院後の自宅待機を続ける金明輝監督ら不在のなか、北部グラウンドで練習を実施。小林は今回責任を感じながら再びピッチに立ったと言う。

「前回の自粛期間とはいろいろ異なり、グループ練習等もまったく行っていない状況でした。北部グラウンドも使用できず、各選手が室内を中心にトレーニングをしてきました。芝のピッチに立つのがすごく久しぶりで、そういった喜びは前回と同じ感触がありました。ただ、今回はクラブとしてこのような事態になったなかで責任を感じてきました。改めて医療従事者の方々、ピッチに立てる環境を用意してくれたクラブスタッフを含め皆さんに感謝しています」

 小林自身はキャプテンとして、何ができるのかを考えてきたという。

「個人的には責任を感じています。現場の空気づくりについて、自分からもう少し働きかけができたのではないかと思うところがあり、その意識の差をもう少し、現場レベルで言い合える環境を作れればと思います。この新型コロナウイルスに関しては、個々それぞれ考えの幅があります。とはいえ、クラブや法人を背負う責任感が集えば、行動はある程度一つになるのではないかという印象を持っています」

 今回、厚生労働省のクラスター対策班が鳥栖で調査を実施した。Jリーグも協力したなか、いくつかの感染対策の不徹底に関する指摘も受けた。それを受けて感染症予防対策を徹底。クラブハウス内でのマスクの着用徹底、消毒ボトルを置く箇所の増加、あらゆるところに啓発ポスターも貼られたという。

「基本的なことを徹底することで、選手・スタッフ一人ひとり気を引き締め直して、このようなことが二度と起こらないように、しっかり行動していければと思います。(9月5日の再開戦に向けて)準備期間をいただけたので、ケガに注意しながら、選手・スタッフも減って限られることもあり、一人ひとりが今までよりも少しずつ頑張ったり、意識を変えたり、徐々に10日後の試合に向けて、気持ちと体を高めていければと思います」

 そのように小林は改めて意欲を示していた。金監督が自宅待機となっているため、当面は指揮官不在のなか(現在の指導態勢は非公表)でトレーニングを行っていく。

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[取材・文:塚越始]

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