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【鹿島】横浜FC戦へザーゴ監督が“あのサイドアタッカー”を要注意選手に挙げる

鹿島のザーゴ監督。(C)KASHIMA ANTLERS

7連勝から2連敗、ここが踏ん張りどころ。「ホームで勝ち、また一つ違った展開へ」

[J1 21節] 鹿島 – 横浜FC/2020年10月10日16:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズのザーゴ監督が10月9日にオンラインの記者会見を行い、翌日の横浜FC戦に向けて抱負を語った。リーグ7連勝のあと2連敗。ホームでの仕切り直しの1勝へ決意を示した。

 8月19日に行われた11節のアウェーでの試合は0-1で敗れている。とはいえ、その時から約2か月、指揮官はチームの高まる成熟度に自信を持つ。

「あの時のチームの成熟度と比べれば、今が一番であり、いい状態になっています。プレッシングの連係・連動のクオリティも上がっています。あの試合ではレフェリングの面で残念な判定もあり、それが結果に影響しました。試合は引き分けでも妥当だったのではないかと思っています」

 そのうえでザーゴ監督はホームの利点を生かすことが大切だと強調した。

「一番重要なのはホームで試合ができること。ホームの試合を落としてはいけません。今季ホームでは連敗していませんし、そういった形でしっかり勝ち切り、また一つ違った展開を作り出せると思います。相手のペースではなく、自分たちでリズムを作り、主導権を握りながら試合を進めることが重要になると思います」

 また具体的に横浜FCの横の揺さぶりへの対応をポイントに挙げる。特に勢いあるドリブルを武器とするルーキーの松尾佑介を警戒していた。

「(横浜FCは)サイドに個の特長がある選手がいて、左サイドの松尾選手はスピードがあります。スペースを与えれば特長を出させてしまいます。その武器を使わせないためにも早めにスペースを消すことが重要です。横のスライドもスピーディにしなければいけません。鹿島のメンバーはリーグで2番目に若い選手が揃っています。経験値を必要とする駆け引きやポジショニングのところで、より正しい判断ができるように指導していきたいです」

 そしてザーゴ監督は、何より一瞬の集中力の低下が命取りになると気を引き締めていた。

「ラインをコンパクトに保つことはもちろんですが、集中力や注意力が一瞬でも怠ると失点につながってしまいます。その一瞬を切らしてはいけない。試合終了の笛が鳴るまで持続することが重要になります。それをやり続けること。若さゆえのところもあるかもしれませんが、経験も必要です。そこは口酸っぱく言い続け、選手の意識改革を促していければと思います」

 カシマサッカースタジアムで勝利を収め、再び勢いを付けることができるか。鹿島がホームで横浜FCを迎え撃つ。

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[取材・文:塚越始]

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