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全試合の75%…今季J1リーグが間もなく「成立」。担当者「本当に皆さんに感謝したい」

写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

札幌は選手1人以外は全員「陰性」、31日のアウェーG大阪戦は開催へ。

 J1リーグは今週末のゲームを無事に終えると、2020シーズンの成立基準である「全試合数の75パーセント、かつ、全クラブが50パーセント(ホーム、アウェイ問わず)を開催」をクリアする。Jリーグの運営担当者は「クラブの皆さんと一緒にガイドラインとプロトコルを作成し、感染防止をしっかりし、ここまで試合を重ねてこられたことは素晴らしいことだと思っています。本当に協力いただいた皆さんに感謝しています」とコメントしている。一方、欧州で感染者増加が伝えられ、日本でも冬場を迎えるため状況の先行きは読めない点も多分にある。「現場で起きている知見を集約してクラブに展開し、来場者に安全に観てもらえるような環境を引き続き作っていきたいです」と気を引き締めている。

 また、J1リーグ北海道コンサドーレ札幌は10月30日、前日に選手1人に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを受けてトップチーム選手とスタッフを含む50人がPCR検査を実施し、全員が陰性判定を受けたと発表した。クラブはJリーグと協議し、31日開催予定のJ1リーグ25節のガンバ大阪戦(パナソニックスタジアム吹田/19:00)の試合開催に向け、チーム活動を進めていく。

 クラブは本日、クラブハウス内の消毒作業を実施。札幌市保健所と連絡を取り合い、29日に陽性判定を受けた菅大輝と濃厚接触の疑いがあるとクラブで判断した選手・スタッフの3人(PCR検査結果は陰性)は、保健所より濃厚接触にあたらないとの判断を受けた。

 クラブは「引き続き、これまで取り組んできた新型コロナウイルス感染症対策について、選手、スタッフ、関係者全員に再度周知、徹底をはかってまいります。どうぞご理解賜りますよう、お願い申し上げます」とコメントしている。

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[文:サカノワ編集グループ]