【ルヴァン杯 川崎-鹿島】内田篤人の交代直後…脇坂泰斗が決勝弾!阿部浩之も続く
川崎の守田英正。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
川崎の2点リードで13日の第2戦へ。G大阪も札幌に2-1で劇的勝利。
[ルヴァン杯 準決勝 1st] 川崎 3-1 鹿島/2019年10月9日/等々力陸上競技場
ルヴァンカップ準決勝第1戦、川崎フロンターレが守田英正、脇坂泰斗、阿部浩之のゴールで鹿島アントラーズに3-1の逆転勝利を収めた。川崎の2点リードで、10月13日のカシマスタジアムでの第2戦に臨む。鹿島が奪った1点のアウェーゴールがどのように影響するかがポイントになりそうだ。
両チームともに直前のリーグ戦から大幅にメンバーを入れ替えて、この一戦に臨んだ。試合は開始10分、鹿島がレアンドロのクロスに白崎凌兵がダイビングヘッドで合わせて先制に成功する。
しかしホームチームは徐々に挽回して、鹿島ゴールに迫る。迎えた27分、レアンドロ・ダミアンのポストプレーから馬渡和彰がクロスを放ち、そのルーズボールを守田英正が左足で豪快に蹴り込み、1-1の同点とする。
その後は両チームともに激しいバトルを展開し、試合は1-1のまま終盤に突入する。両チームともに選手交代を行っていき、川崎は大島僚太を投入、一方、鹿島はキャプテンの内田篤人から永木亮太に代わった直後だった――試合が動いた。
82分、その大島のパスを受けた阿部が脇坂に展開。”プリンス”脇坂のシュートが、スライディングで止めに入ったチョン・スンヒョンに当たってコースが変わり、ついにホームチームが逆転に成功。さらに85分、阿部がねじ込んで3点目を奪い、そのまま川崎が3-1で勝利を収めた。
第2戦、川崎は引き分け以上で決勝進出が決まる。一方、アウェーゴールを奪った鹿島は2-0で逆転できる。が、相手に1点奪われると、3点以上が必要になるという状況に追い込まれた。
一方のカードは、ガンバ大阪が90+5分の倉田秋の劇的弾により2-1で北海道コンサドーレ札幌に競り勝った。13日は札幌のホームゲームで行われる。
勝者は10月26日の決勝に進む(13:05キックオフ、埼玉スタジアム)。
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[文:サカノワ編集グループ]