川崎12連勝でストップ。中村憲剛引退決断の影響は?鬼木監督「人間なのであったかもしれない」

川崎の鬼木達監督(2019年9月撮影)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

快勝を収めた札幌のペトロヴィッチ監督「敗れた試合はほとんど大敗だったが」「できすぎでした」。

[J1 26節] 川崎 0-2 札幌/2020年11月3日/等々力陸上競技場

 J1リーグ川崎フロンターレが北海道コンサドーレ札幌に0-2で敗れ、リーグ戦連勝が12でストップした。

 札幌にとっては、後半途中からピッチに立ったアンデルソン・ロペスが62分、荒野拓馬が65分にゴールを決めての“快勝”。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は次のように振り返った。

「これまでの川崎との対戦では、敗れた試合はほとんどが大敗でした。ただそうした過去の対戦でも、今日のようにいい試合はしていましたが、逆に相手にチャンスを決められてきました。過去と振り返っても、十分できる気持ちはあり、前からアグレッシブに奪いに行き、試合を支配しにいく展開を目指してきました。個の能力、コンビネーションに優れる相手に、同数で守る守備はリスキーでしたが、前からアグレッシブにボールを奪いに行き、ゴールに迫るアグレッシブなサッカーを目指し、運動量、球際、規律……あらゆる面で、選手たちは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。試合を通して見ても、札幌が川崎を上回る勝利に値するゲームをできたと思います」

 そのように指揮官は選手たちを絶賛した。前節のG大阪戦(●1-2)からメンバーを入れ替えて臨んだ。その意図について、次のように説明した。

「連戦とあって少し選手を入れ替えて臨みました。G大阪戦はいい戦いをしながらも敗れました。ロペスとドウグラスの2トップがいい活躍をしましたが、川崎はG大阪とはまた質の異なるチームです。攻撃力のある選手を起用しながら、交代で入った二人が素晴らしい活躍を見せてくれました。プラン通りの交代ではありましたが、交代した選手がすぐ点を取ったのはできすぎでしたね」

 一方、川崎の鬼木達監督は、ホームでの連勝ストップに肩を落とした。

「これだけ多くのサポーターが駆けつけてくれたなか、結果もそうですが、ゲームとして、いいものを見せられなかったことをすごく悔しく思いますし、申し訳ないです。ただ今日負けてしまいましたが、本当にここまでの戦い、選手が積み上げてきた価値は消えることはありません。とにかくまずは気持ちをリセットして、次に向かいたいと思います」

 試合内容については、「自分たちの良さと言いますか、守備もですが、まず攻撃のところでしっかりボールを持つことができませんでした。そこをしっかり積み重ねていかなければ、自分たちのサッカーはできないと実感しました。反省して次に向かいたいです」と悔やんだ。そして優勝に向けて、「(連勝ストップについて)記録のためにやってきたわけではありませんが、積み重ねてきたことは変わりません。下を向く必要はありません。ただ優勝に向けたところで気持ちのところがすべてなので、一度リフレッシュして、また次から努力していこうという話はしました」と語った。

 そして中村憲剛が1日に引退を発表した影響について、指揮官は正直な気持ちを語った。

「正直分からないというところですけれど、ただ結果として、これだけミスというよりも体が動かない、体を動かすのは頭なので、そこらへんのフレッシュさ、そこがなかったかなと思っています。(中村の引退発表について)それが全てだとは思いませんが、多少なりとも、人間ですので(影響は)あったかもしれません」

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[文:サカノワ編集グループ]

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