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【鹿島】サントスのMFピチューカにオファー、しかし拒否される!?

サントスから鹿島への移籍が決まったピトゥカ。※『グローボ』より

28歳のボランチに約1億2500万円提示?地元メディアが報じる。

 ブラジルメディアの『グローボ』は11月16日、ブラジル1部(セリエA)のサントスFCに所属するMFディエゴ・ピチューカの獲得に向けて、J1リーグの鹿島アントラーズから獲得オファーがあったと報じた。しかし移籍金(違約金)の提示額が低く、サントスはこの提案を拒否をしたということだ。

 ピチューカは1992年8月15日生まれ、ブラジル出身の28歳。今季これまでブラジル1部リーグ20試合など、公式戦トータル38試合(1得点)に出場している。主戦場はボランチ(守備的ミッドフィルダー)で、オプションとしてトップ下や左MFでも起用されている。これまで海外でプレーした経験はない。

 記事によると、鹿島からは約120万ドル(約1億2500万円)の提示があったという。しかし、サントスはその条件では「非常に低い」と妥協しない構えだ。

 そして新たなオファーが提示されない限り、クラブ内でピチューカの日本行きの交渉について、改めて話し合いが行われることは現状ではないだろうという。

 移籍専門サイト『トランスファー・マーケット』によると、ピチューカとサントスは2023年4月まで契約を結んでいるそうだ。サントスは現在ブラジル1部リーグ9勝7分5敗(32得点・24失点)の勝点34で6位(20チーム中)につけている。

 一方、鹿島はJ1リーグ15勝4分10敗(44得点・38失点)の勝点49で6位。ACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)の出場権獲得圏内の4位(※条件による)のFC東京とは勝点1差、3位の名古屋グランパスとは勝点3差につける。

 ザーゴ監督が続投すれば、2021シーズンは就任2年目となる。外国籍選手の厚みを増して、さらに上位を目指すことになるのか――。今季開幕直後は低迷しただけに、クラブにも危機感はある。そうしたなかで鹿島は目の前の戦いに集中する一方、未来に向けても、すでに動き出しているようだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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