【徳島】次節勝てばJ1昇格!リカルド監督「大きな勝点、目の前の水戸戦に全力を尽くす」
徳島のリカルド・ロドリゲス監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
一時1点差に詰め寄られたが…4-1大勝。北九州は昇格の望みが潰える。
[J2 38節] 徳島 4-1 北九州/2020年11月29日/石川県西部緑地公園陸上競技場
J2リーグ首位の徳島ヴォルティスがホームでギラヴァンツ北九州に4-1で勝利を収めた。次節12月6日の水戸ホーリーホック戦で勝つか、あるいは3位のV・ファーレン長崎がモンテディオ山形に敗れると、徳島の7年ぶり二度目となるJ1昇格が確定する。一方、シーズン序盤に快進撃を遂げた北九州だが、J1昇格の可能性が潰えた。
開始6分にコーナーキックから岸本武流が幸先良く先制に成功する。さらに59分には渡井が理己が追加点を奪取。しかしPKで1点を返されて、一時、流れが北九州に傾く。それでも84分にエースストライカーの垣田裕暉がねじ伏せ、90+3分に浜下瑛がトドメの一撃! 結果、4-1でホームチームが勝利を収めた。
3位のV・ファーレン長崎が敗れて勝点10差が開いた。そのため徳島は次節の水戸戦で勝利を収めるか、あるいは長崎が敗れると、2014シーズン以来となる来季J1昇格が決定する。
徳島のリカルド・ロドリゲス監督は、オンラインによる試合後の記者会見で、次のように語った。
「前半はいい入りができて、1点を取れました。北九州の対策によりボールを保持するのが難しくなるかなと思っていましたが、比較的プランニングが上手くハマりました。危険なところをしっかり押さえ、相手の狙いをさせなかった前半でした。点差は広がりませんでしたが、狙っていたことができました。
後半はこれまでやってきたことができて、2点目を奪えました。1点返されて嫌な時間が続きましたが、みんなで跳ね返せました。そこから3点、4点目を決められました。選手全員、みんなで掴み取った勝利だったと思います」
これで次節、徳島が勝てばJ1昇格が決まる。指揮官は次のように決意を示した。
「我々としてはこのまま続けてやっていくことが大切だと選手たちに話しました。今節、長崎が負けたことで、昇格に向けて大きな勝点を掴み、差が開きました(徳島が勝点80、長崎が同70)。目標はやはり優勝することです。そのためには、今何ができるのか。まず水戸戦で何ができるのか。昇格が決まる可能性はありますが、目の前の水戸に対して、全力を尽くすのみです」
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[文:サカノワ編集グループ]