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【横浜F・マリノス】栗原勇蔵氏が強化担当へ。西野努SDがホーランド監督招へいの背景、CB補強策など明かす

栗原勇蔵氏。(C)SAKANOWA

就任会見を実施、全文が公式サイトで公開される。

 J1リーグ横浜F・マリノスの西野努スポーティングダイレクター(SD)が12月17日に就任記者会見を行い、2025シーズンからのチーム作りとビジョン、目標などを語った。その全文がクラブ公式サイト内の『トリコロール+』で無料公開されている。

 そのなかで西野SDは、同日発表された前イングランド代表ヘッドコーチであるスティーブ・ホーランド氏の監督招へいの理由について、長い時間をかけた選定作業を経て、その強い意欲や情熱もあり、オファーを出したと語っている。また、栗原勇蔵氏の強化部“入閣”、センターバックには外国籍選手を含め新戦力の補強も検討していることを明かしている。

 西野SDはホーランド監督を抜擢した理由について「大事なことは、F・マリノスが掲げ、実践してきたアタッキングフットボールをしっかりベースとしてやってくれる方、今後サッカーが変化していくなかでも対応しながら勝ち続けるチームを作ることができる監督という視点で選びました」と説明している。

「もう一つ、スティーブ・ホーランド監督に関して共感したのは、長年アシスタントコーチとして、これ以上ない実績と名声、経済的なものを得ている彼が、異国の地である日本に来て、監督としてもチャレンジしたい強い想いを面談で感じることができました。目標に向かって必死にやりたいという気持ちをすごく強く持っていると感じられました。たくさんある決め手のうち、印象に残っている一つです」

 また失点数の多さをチーム全体の課題と捉え、戦術的な点検も行っていくほか、補強についても言及している。

もちろんセンターバックも一つのポイント。外国籍選手を含めて、まだ動いている最中で、契約と交渉の世界なので様々なことがあり、現時点で明言できませんが、しっかりとした体制を作っていきたいと思っています」

 強化責任者のポストは浦和レッズでも担ってきた。横浜FMの強化体制については、栗原氏とともに作業を進めていくということだ。

「(人数はそこまで変わらない予定だが)入れ替わりはあると思います。一人決まっているのは、栗原勇蔵さんです。今、クラブシップ・キャプテンという立場ですが、チーム統括に迎えます。クラブのことを熟知していますし、チーム内の文化も含めて理解している方に近くにいてもらって、色々なアドバイスをしてもらいながら、チーム強化の仕事も覚えていってもらいたいと思います」

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 シティ・グループとも、より強固な関係を築いていくことも示唆している。転換期を迎える2025シーズン、横浜F・マリノスが新たなる挑戦の大海原へと出航する。