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同じ21歳、中田英寿以来の生え抜き欧州1部挑戦!湘南MF齊藤未月がロシアのルビン・カザンに期限付き移籍「どこにいっても“湘南生まれ”の責任をもってプレー」

湘南ベルマーレの齊藤未月。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

16日の大分戦後のセレモニーでファンへあいさつ。勝負の1年半に。

 J1リーグ湘南ベルマーレは12月14日、MF齊藤未月( SAITO MITSUKI )がロシア・プレミアリーグ(1部)のFCルビン・カザンに期限付き移籍することが決まったと発表した。移籍期間は2021年1月1日から2022年6月30日まで。12月16日に行わるJ1リーグ33節の大分トリニータ戦後のホーム最終戦セレモニーで、齊藤からサポーターへのあいさつを予定している。

 齊藤は1999年1月10日、神奈川県出身、21歳。166センチ・66キロ。これまでのキャリアは、藤沢FC ― 湘南ベルマーレジュニア ― 湘南U-15平塚 ― 湘南ユース ― 湘南トップチーム。2016年、高校3年時にプロ契約を締結している。

 通算成績はJ1リーグ80試合・4得点、J2リーグ30試合・0得点、ルヴァンカップ17試合・0得点、天皇杯6試合・1得点(2020年12月14日時点)。

 平塚時代の中田英寿がイタリア・セリエAのペルージャ・カルチョに移籍した1998年以来、生え抜き二人目のクラブからダイレクトでの欧州1部リーグ挑戦となる。中田と同じ21歳で海を渡ることになる。湘南OBでは遠藤航も現在、VfBシュツットガルトで活躍している。

 齊藤は湘南を通じて、次のようにコメントしている。

「この度、ロシアのFCルビン・カザンへ移籍をすることになりました。

 これから先の自分の目標のために、この移籍はとても重要だと感じているので、ようやく海外移籍が実現したということを嬉しく思っています。ここからまた新たなスタートとなりますし、活躍できなければ意味がないので精一杯頑張っていきたいと思います。

 僕自身のプレースタイルや性格などは、全て湘南ベルマーレで生まれたものなので、これからもその自分らしさを出すだけだと思っています。ロシアでも、世界のどこでも、日本代表に選ばれたとしても、僕が湘南産であることはずっと変わらないので、どこにいっても“湘南生まれの齊藤未月”ということに責任をもってプレーした いと思います。

 ロシアに行くと、DAZNなどで試合中継もないのでプレーしている姿をなかなか見てもらえませんが、積極的にSNSなどを使ってしっかりやっていることを発信していけたらと思います。

 そして、サポーターの皆さんには感謝の気持ちしかありません。僕ももともと湘南のサポーターでしたし、そこから湘南の選手になり、多くのサポーターの皆さんに応援してもらうようになりました。

 本当にいろいろなことを教わってきましたし、湘南ベルマーレというクラブに関わっている全ての人が第二の家族のような存在です。ずっと気にかけてもらってきましたし、これからどんなことがあっても僕もいつも気にかけています。

 サポーターの皆さんのためにも自分のためにも、関わってくれている全ての方のために、感謝の気持ちを持ってプレー したいと思います。どこへ行っても自分らしくプレーします。本当にありがとうございました」

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[文:サカノワ編集グループ]

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