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【浦和】クラブが今季総括&展望「若い選手の加入が多くなる」「10億円を超える赤字は回避できそうな見込み」

浦和レッズのサポーター。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

監督交代の理由は「『個』『姿勢』『チーム』というすべての面で緩やかな成長カーブを描きました。しかし今季の成長カーブでは、2022年の優勝に到達できないという判断をしました」。

 J1リーグの浦和レッズは12月21日、クラブ公式サイトで「ファン・サポーターのみなさまへ『2020シーズン振り返りと2021シーズンに向けて』」と題した総括のレポートを掲載した。競技面、運営・経営面など、新型コロナウイルスの影響を受けた激動のシーズンについて、データとともに振り返り、新シーズンへの決意を示している。

 入場者数は、総入場者数が15万3369人・平均8520人で、昨年の総入場者数80万2793人・平均3万2111人から大幅に減った。クラブ最大の収益源である観客数の減少などの影響を受けて、今季は約10億円の赤字が見込まれていた。

 ただクラブの経費削減とEC関連の売り上げ増加などの企業努力、さらにはクラウドファンディングでの支援などにより、10億円の赤字は回避できそうであるという。クラブは「浦和レッズに関わる全てのみなさまからご支援いただき10億円を超える赤字は回避できそうな見込みです。本当にありがとうございました」と感謝している。

 また、競技面では13勝7分14敗で10位という結果に終わり、「ACL出場権獲得」と「得失点差+2桁」と掲げていた目標を達成できなかった。

 そのなかで「ゲームの主導権を握り、攻撃的なプレーがチームとしてできていたかという点において、課題が残っています。ゲームスケジュールや対戦相手、気候、選手編成、そして何よりもコロナ禍におけるプレー環境の激変という厳しい条件の中、思うようにいかない試合も多くありました。また、最後まで走り、闘い、貫くという姿勢について、試合によって波があり、シーズンを通じて十分には実現できませんでした」としている。

 一方、「来シーズンのチーム編成について」の欄は興味深い内容になっている。「いくつかのフォーメーションで戦うことが予想されることから、複数のポジションをこなせることや、求められるプレーやチーム内での役割を理解し、表現することを求めていきます」と、ユーティリティ性を重視するという。そうしたなか、「ユースからの昇格を含め、高卒、大卒、他クラブからの加入など、比較的若い選手の加入も多くなると想定しています。2021シーズンは、経験豊富な選手たちや中堅選手たちが活躍し、同時に、若い選手たちが台頭する年にしていきます」と、若手に切り替えながらタイトルを狙うチームにしたい意向だ。

 また、新監督については、「チームは『個』『姿勢』『チーム』というすべての面で緩やかな成長カーブを描きました。しかし今季の成長カーブでは、2022年の優勝に到達できないという判断をしました。来シーズンは、3年計画の2年目として、(サイト内で挙げている)課題解決や目的に即した監督を招聘したいと考えています」ということだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

 

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