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【Jリーグ】G大阪にけん責と罰金300万円の懲罰。アデミウソンの飲酒当て逃げ事故で

G大阪を契約解除となったアデミウソン。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「Jリーグの社会的信用を大きく損なう」と、クラブの管理監督の不徹底を指摘。

 Jリーグ(公益社団法人日本プロサッカーリーグ/村井満チェアマン)は12月30日、裁定委員会に諮問し、酒気帯び運転により当て逃げ事故を起こしたアデミウソンを契約解除にしたガンバ大阪に対し、けん責と罰金300万円の懲罰を決定したと発表した。

▼違反行為
 G大阪所属のアデミウソンが2020年10月25日、大阪府茨木市内の高速道路で、酒気を帯びた状態で普通自動車を運転中、他車に接触してその運転者らに傷害を負わせる人身事故を起こした。また必要な救護・報告を行わず現場を走り去った。

▼懲罰内容
けん責(始末書をとり、将来を戒める)
罰金300万円

【懲罰量定の参考とした事項】
 G大阪は、これまで数多くの外国籍選手を受け入れてきた歴史があり、その文化、習慣、法制度の違いに相応の認識をしていることから、当該選手が重大な法令違反しないよう徹底した管理を行う責任があった。

 また、類似の事案が発生した直後であるにもかかわらず、所属選手による酒気帯び運転による事故などを起こしたことは管理監督の不徹底と言わざるを得ず、Jリーグの社会的信用を大きく損なうこととなった。

▼適用条項
『Jリーグ規約』
第3条[遵守義務]
第3項 第133条[Jリーグにおける懲罰]第2号
第142条〔懲罰の種類〕第1項第1号
第146条[両罰規定]
第156条[第3条第2項または第3項違反の罰金]

 J1リーグのガンバ大阪は12月28日、10月に飲酒運転をしたうえに当て逃げをした道路交通法違反の容疑で大阪府警に書類送検されていたFWアデミウソンを契約解除にしたと発表していた。クラブによると、大阪府警による事情聴取が終わり、本人と被害者の示談が成立。12月25日に臨時取締役会を開いて、日本サッカー協会統一選手契約書の契約条項に基づき、アデミウソンを契約解除すると決めた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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