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内田篤人が「今年最も反省したこと」は?『踊る!さんま御殿!!』で告白

鹿島での内田篤人。写真;徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

頭が真っ白になって。

  今年8月に鹿島アントラーズでプロサッカー選手の現役生活を終えた内田篤人が12月30日、日本テレビ系列「踊る!さんま御殿!!」に出演して、明石家さんまさんとらとのトークバラエティに“挑戦”した。

 そのなかで「今年最も反省していること」がテーマに。内田はラストマッチとなった8月23日のカシマサッカースタジアムでのガンバ大阪戦後の引退セレモニーでのあいさつを挙げた。

「一言目、『サッカー選手を引退します』と話し始めたあと頭が真っ白になり、『えーと、なんだっけな』と言ってしまったこと。それがしっかり残ってしまったことを反省しています」

 その試合、16分に右サイドバックで先発していた広瀬陸斗が負傷により交代に。ベンチ入りしていた内田がスクランブルで早い段階にピッチに立つことになった。試合はシュート数では24本対9本と大きく上回ったものの、1-1の引き分けに終わった。

 今季公式戦3試合目、8月12日のルヴァンカップ清水エスパルス戦(〇3-2)以来の出場となった。

「試合にも出て、けっこう酸素を使うので試合後、頭が回らなくなっている。考えていたけれど、何を言えばいいのか。お客さんは、泣いているのかな? という雰囲気になってしまいました」

 内田はそのセレモニーで、約20秒間の沈黙のあと、次のように続けた。

「鹿島アントラーズというチームは、数多くのタイトルを獲ってきた裏側で、多くの先輩方が勝つために選手生命を削りながら日々努力をする姿を、僕は見てきました。僕はその姿を今の後輩に見せることができないと、日々練習していくなか、体が戻らないことを実感してきました。このような気持ちを抱えながら鹿島でプレーするのは違うのではないかと。サッカー選手として終わったんだなと考えるようになりました」

 そして、様々な関係者への感謝を語るとともに、全国のサッカー少年にぜひ鹿島にチャレンジしてほしいと呼び掛け、「サッカーを通じて出会えた全ての人に感謝しています。また会いましょう」と締めくくった。

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・内田篤人が語った魂の引退メッセージ全文「鹿島が数多くのタイトルを獲った裏側で先輩方は勝つために選手生命を削ってきた。僕はその姿を今の後輩に見せられない。サッカー選手として終わったと考えるようになった」

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[文:サカノワ編集グループ]

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