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最低6試合出場停止。A・ロペスが福岡DFの顔へ唾吐き、VARで判明し一発レッドカード│福岡1-0横浜FM

アンデルソン・ロペス。(C)SAKANOWA

JFA懲罰規定「人をかむ、又は人につばを吐く 」行為のうち「選手等に対してつばを吐きかける行為」に記される

[J1 14節] 福岡 0-1 横浜FM/2022年5月21日19:03/ベスト電器スタジアム

 J1リーグ14節、横浜F・マリノスのブラジル人FWアンデルソン・ロペスがアビスパ福岡のDF宮大樹の顔に唾を吐いた行為が、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のチェックで判明し、一発レッドカードにより退場処分を受けた。試合は福岡がジョルディ・クルークスのゴールにより1-0で横浜FMに勝利を収めた。

 福岡の1点リードで迎えた77分、マークにつく宮に背中を押されたアンデルソン・ロペスはやや怒って振り向き、そこにボールが来て処理した宮の顔へ唾を吐きかけた。

 そのあとスローインになって選手交代が行われた際、両チームの選手たちが入り乱れる形に。そして主審はVARからの連絡を受けて、OFR(オン・フィールド・レビュー)によりVTRをチェック。

 VARはアンデルソン・ロペスが唾を吐いた映像を見逃さず、これを主審に報告したのだ。ちなみにDAZNの実況と解説がVAR映像を見ても分からないぐらいで、見過ごされる可能性も大いにあった。

 国際サッカー連盟(FIFA)の懲罰規定に則った日本サッカー協会(JFA)の定める懲罰規定の「競技規則と懲罰基準」では、「人をかむ、又は人につばを吐く 」行為のうち、「選手等に対してつばを吐きかける行為」は「最低6試合の出場停止及び罰金」と記されている。

 状況によっては、過去に試合中には確認できず、本人が反省していた場合などは情状酌量で出場停止数が減ったこともあった。しかし今回のアンデルソン・ロペスのケースは、明らかに相手選手の顔に向けたものであり、しかも試合中の退場劇であり、軽減は認められないか。

 いずれにせよ、この日の横浜FMの敗戦のみならず代償の大きい、プロフェッショナルかつ一人のサッカー選手としても断じて許されない、あまりにも残念な行為となってしまった。

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