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【日本代表】なぜ柴崎岳なのか?森保監督が質問に答える「W杯を経験し、世界で戦う基準を知っている」

柴崎岳。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

強豪相手の戦い方、そこで「違い」を見せたい。

 日本サッカー協会(JFA)は5月20日、6月シリーズ4試合に臨むサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のメンバーを発表した。日本代表はキリンチャレンジカップ2022(6月2日パラグアイ戦@札幌ドーム、6月6日ブラジル戦@国立競技場)、キリンカップサッカー2022(6月10日ガーナ戦@ノエビアスタジアム神戸、6月14日チリorチュニジア戦@パナソニックスタジアム吹田)と、国内で4試合を戦う。

 このメンバー発表の記者会見で日本代表の森保一監督に対し、28日の誕生日で30歳になる柴崎岳について「彼のどこを評価しているのか。最近のパフォーマンスをどのように見ているのか」という質問が出た。

  3月29日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選ラストのベトナム代表戦では、前半で交代させられた11月のオマーン代表戦以来4試合ぶりに先発出場した。しかしそこでもパッとせず、結局、61分で交代に。しかも日本はグループ最下位相手に1-1で引き分けた。

 所属先のスペイン2部CDレガネスでは32試合・3得点を記録している。ただチームは1部昇格争いに絡めず13位。

 確かに代表での“実績”のみが評価されている印象はある。

 スペインでのプレーについては、横内昭展コーチがチェックをしていたという。

 そして森保監督は次のように答えた。

「彼は攻守に絡める選手。チームの攻から守、守から攻へとつなげてくれる。いろんな部分、多くの局面で絡んでほしいと期待しています。W杯に出場した経験を持ち、世界で勝っていく基準を知っている選手だと思います。プレーをもって、その経験を発揮してほしいです」

 また、最近のプレーの評価を問われると、次のように答えた。

「非常に攻守にわたり、代表でも期待しているプレーをしてくれています。ケガなどもあり、万全な状態でないことも多かったと思いますが、その痛みを抱えながらも、気持ちをしっかり持ち、チームの中で自分がどういう役割を果たしたらいいのか、チームで欠かせないプレーを見せてくれています」

 強豪相手の戦い方を知っている。そこが買われての評価と選出と言えるか。“違い”を見せることができるか。柴崎も今度こそ指揮官の期待に応えたい。

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