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【浦和】西大伍が手を焼いたレッズの4選手は?興梠、槙野、宇賀神、そして…。新加入記者会見で語る

浦和の新加入記者会見に臨んだ西大伍。(C)URAWA REDS

西野TD「右サイドの補強というよりも、サッカーの理解度の深い選手として来てもらいました」

 J1リーグ浦和レッズの2021シーズン新加入選手記者会見が1月18日に埼玉スタジアムで行われた。オンラインでの対応になり、そのなかでヴィッセル神戸から加入したDF西大伍は浦和の印象について、「素晴らしいサポーターの皆さんがいるイメージ。これまで対戦相手だったけれども、いつも熱い気持ちにさせてもらってきました」と語った。

 8番の真新しいユニフォームを身にまとった西は、「まだ慣れないですけど……似合っています?」と逆質問する場面も。そして浦和への移籍を決断した背景について、「声を掛けてもらった時、特に迷わず決めました。楽しそうだと思いました」と、即決したことを明かした。

 日本代表にも選ばれる百戦錬磨の33歳は、これまで浦和と対戦してきたなかで、手を焼き苦戦してきた選手は? との問いに次の4人を挙げた。

「対戦回数が多い興梠選手、槙野、宇賀神は、サイドで対戦する機会が多く、いつも集中を切らすことができないと思ってやっていました。武藤選手もそうです、結構やられています」

 昨季徳島ヴォルティスをJ1へと導き今季から浦和を率いることになったリカルド・ロドリゲス新監督のもと、中盤を含め、複数のポジションでトライする可能性がある。西は「まだ何を求められるか分からない状況ですが、右サイドバックであればビルドアップの出口など、求められることはできますし、やりたいです」と意欲を示した。

 一方、西野努テクニカルダイレクター(TD)は西獲得の理由について、「右サイドの補強というよりも、サッカーの理解度の深い選手、プラス複数のフォーメーションの中で理解できる選手、サッカーIQの高い選手に来てほしいと考えました」と説明していた。

 本人は鹿島アントラーズ、神戸時代など過去在籍してきたクラブで、サイドバック以外のポジションにも意欲を示してきたが、チーム事情やそのセンスを生かすため、右サイドで起用されてきた。リカルド・ロドリゲス監督はどのような構想を抱いているのか――。

 浦和の西が8番を背負い、どのポジションで、どういった役割を担いピッチに立つのか!? 楽しみであり、新生・浦和にとって上昇への重要なファクターになりそうだ。

埼玉スタジアムでのフォトセッションに臨んだ浦和の新加入選手。8番が西大伍。(C)URAWA REDS
大原サッカー場で始動した浦和の選手たち。(C)URAWA REDS
18日の始動日、浦和のジャージを身にまといトレーニングする西大伍。(C)URAWA REDS

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[文:サカノワ編集グループ]

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