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【C大阪×柏】クルピ&ネルシーニョ両監督がzoom越しで談笑。Jリーグ開幕を控え記者会見

zoomによる記者会見に応じたC大阪のクルピ監督(左)、柏のネルシーニョ監督(右)。協力:Jリーグ

クルピ監督「ネルシーニョさんのサッカーの印象は“最悪”で、本当に手強い相手です」。

[J1 1節] C大阪 – 柏/2021年2月27日16:00/ヤンマースタジアム

 2021シーズンの開幕戦で激突するセレッソ大阪のレヴィー・クルピ、柏レイソルのネルシーニョ両監督が2月23日、オンラインで記者会見に応じた。Jリーグの歴史を語るうえでも欠かせないブラジル人両指揮官がzoom越しで再会を果たし、しばし談笑。いずれもブラジルではもう仕事をしないと決めていたが、「まさか」のもう一度チャンスがあればと思っていた日本からのオファーを受けて、こうして対戦できることを喜んだ。

 2月28日に68歳の誕生日を迎えるクルピ監督は、柏とのオープニングゲームについて、さっそく厳しい戦いになると警戒した。

「新規入国がまだ認められていない外国籍選手もいるなか、チーム全員の力でしっかり戦っていかなければいけません。シーズンを通して、常に前へ向かい、勝利を目指す戦いをしていきたい。その姿勢をまずこのレイソル戦で示したいです」

 また、2011年から13年までJリーグで対戦しているネルシーニョ監督の印象について、次のように語った。

「対策を立てても、試合の中で予想外のことが起こるのがサッカーです。その思うようにいかないのが、サッカーの楽しさの理由でもあります。ネルシーニョさんのサッカーの印象は“最悪”で、本当に手強い相手です。負けるのではないかと、正直、戦うのが怖いということがないわけではありません。もちろん、そのうえで勝つことを目指し、準備をしていきます」

 一方、J1最年長指揮官である70歳のネルシーニョ監督は、「昨シーズン同様にチーム一丸となって戦います。選手には総力戦になるぞと伝えています。コンディションはまだ理想にはほど遠いですが、ここまで非常にいいテンポでできています。C大阪さんとの試合は非常に厳しい試合になると予想しますが、それは逆に非常に見応えのある試合にもなるはずです。選手が積み上げてきたこと、個々が勇気を持って個性を発揮することが大切になります」と、意欲を示した。

 そのうえでC大阪戦を次のように展望する。

「しっかり準備をして、レヴィーさん率いるC大阪に対し、細心の注意を払って臨みます。気の緩みが許されないゲームになります。非常に重要な一戦になることは間違いありません。今シーズン、コンスタントに試合を進めていくためにも、良いスタートダッシュを切る、非常に大事でありテスト的な要素も含んだ試合になると思っています」

 20チームで戦う2021シーズンのJ1リーグ。開幕戦も確かに「38分の1」の試合ではあるが、長いシーズンを占ううえでも、とても重要な試合になりそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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