【鹿島】昌子源「力不足だけでは片づけられない」。広島に逆転負け、サポーターのバス囲みも…
鹿島の昌子源。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「僕と直通がいながら…」。昨季ダブルを喫した3チームに、今季も3敗。
[J1 6節] 鹿島 1–2 広島/2023年4月1日15:00/カシマサッカースタジアム
J1リーグ6節、鹿島アントラーズが知念慶のゴールで先制したが、ドウグラス・ヴィエイラのPKなど2ゴールでサンフレッチェ広島に1-2の逆転負けを喫した。今季リーグ戦ではホーム1分2敗と未勝利。チームは2勝1分3敗。
センターバックとしてフル出場した昌子源は「力不足だかでは片づけられない」と、この敗戦を受け止めていた。
昨季はリーグ4位に終わったが、上位3チームの横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、広島にいずれも2敗(=ダブル)。そして今季これまで、再び3チームにまたも敗れた。
昌子は言う。
「力不足だけでは片づけられないです、いろんなところで『差』があるはずです。もちろん勝てていない現実があるなか、全部1-2でした。シーズンが終わったあと、内容は関係なく、その結果しか残らない。上位3チームに勝てなかった、それは悔しいです。(若さ?)それだけではないです。(ロッカールームは?)もちろん、暗いです。ただ負けたあとはそうです、例え10連勝したあとでも。難しいですね、今日は」
「追い付いた側と追い付かれた側では、心理が異なります。相手はもっと行こうぜとなりますし、それをマトモに受け止めてはいけない。ただ最初の失点から2分後にもう1点を決められた。失点後、絶対に分かり得ることでしたが、チームとして、まんまと受けてしまった。僕と植田(直通)がいながらと言えます。全然問題ない、もう一度押し込もうと声を掛けましたが、そこで急ごうとする焦りは感じられました」
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試合後には一部サポーターによるチームバスを囲んで、出発できない騒動も起きた。サポーターもフラストレーションをためるなか、鹿島はこのあと5日にホームでルヴァンカップのグループステージ3節・アビスパ福岡、9日にアウェーでリーグ7節・柏レイソルと、それぞれ対戦する。
昌子も“結果”で真価を示そうと、必死になってチームを支え戦っている。