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【横浜FM】「生半可な気持ちでは務まらない」喜田拓也が3年連続キャプテン、初の一人体制

横浜FMの喜田拓也。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「本当にたくさん頼もしい仲間がいるので、一緒にチームを作っていく、その楽しみのほうが大きいです」

[J1 1節] 川崎 – 横浜FM/2021年2月26日18:00/等々力陸上競技場

 J1リーグ横浜F・マリノスは2月25日、キャプテンにMF喜田拓也、副キャプテンにMF扇原貴宏、FWマルコス・ジュニオール、DFチアゴ・マルチンスの3選手が就任したと発表した。25日のトレーニング後、喜田がオンラインによる取材に応じ、キャプテンとしての“決意”を示した。

「僕にとって、マリノスのキャプテンは特別で、同時に生半可な気持ちでは務まらないことは身をもって体感してきました。そういった覚悟を持ちつつも、僕の前には、頼りになる仲間がたくさんいます。本当にみんな素晴らしいパーソナリティを持っているので、全員の良さを出し合いやっていければ、ものすごくいいものになっていくと思います。チームが結果を出すため、自分の力を尽くしたいです」

 喜田は3年連続でのキャプテンとなる。ただ、2019、2020年のキャプテンは複数人体制だったため、“単独”では初めてとなる。

「それだけ責任のあるポジションであり、そこに対しての誇りや覚悟を持たなければいけません。そこを重々承知したうえで務めさせていただくのが大前提になります。ただ周りに本当にたくさん頼もしい仲間がいるので、一緒にチームを作っていく、その楽しみのほうが大きいです」

 喜田自身の基本的な心持ちは変わらない。アカデミー出身でプロ9年目になるボランチは、「所属している選手、スタッフはもちろん、クラブにかかわる人たち、ファン・サポーターの皆さんが誇りに思えるチーム、集団にしていきたいと思っています。いろんなアプローチの仕方があると思うので、考えながら、みんなで作り上げていきたいです」と、F・マリノスの絆を深めるとともに輪を広げたいと言う。

 そして26日、J1リーグの開幕戦を迎える。対するのは昨シーズン王者の川崎だ。

「これ以上ない相手。自分たちが強く生まれ変わっていくことを見せるには、非常に素晴らしい相手だと思います。もしかすると、やりにくいのは川崎のほうではないかと思うので、自分たちはチャレンジャーとして思い切ってぶつかっていくだけです」

 覇権奪還に燃える横浜FM。ピッチでは舵を取り、さらには船頭にも立つ26歳のキャプテンは、そのように2021年の航海を楽しみにしていた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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