【横浜FM】オナイウ阿道、二桁ゴールをタイトル奪還への“ノルマ”に掲げる
横浜FMのオナイウ阿道。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
具体的な数字の目標は立てないものの、「センターフォワードとしては――」。
[J1 1節] 川崎 – 横浜FM/2021年2月26日18:00/等々力陸上競技場
J1リーグ横浜F・マリノスのFWオナイウ阿道が2月22日、トレーニング後にオンラインの取材に応じて、川崎フロンターレとの開幕戦、そしてタイトル奪還に燃えるリーグ戦への抱負を語った。
2021シーズンの目標を問われた25歳のストライカーは、「ここまで毎年、具体的な数字は決めてきていません。でも、やはり二桁(10点)はチームが上位に行くために、センターフォワードとしては決めなければいけないと思っています。そこはしっかり結果を、と思っています」と口にした。
2018年にはJ2リーグのレノファ山口で42試合・22ゴールとブレイク。その勢いのまま、2019年には片野坂知宏監督率いる大分トリニータで、J1リーグ31試合・10ゴールと結果を残して、日本代表にも選出された。
そして昨季は保有元の浦和レッズへのレンタルバックではなく、横浜FMへの完全移籍を選択。ACLグループステージ初戦のシドニーFC戦でゴールを決める幸先の良いスタートを切ってみせた。が、その後のコロナ禍の中断などの影響を受け、リーグ戦は24試合・4得点と振るわなかった。
それだけに、オナイウは「結果」にこだわる覚悟だ。
「いろんなことにチャレンジしながら、新しい課題だったり、今まで積み上げてきたなかで、さらに良くなってきているところもあります。修正するところと伸ばすところがより明確になってきているので、みんなでそこの質を上げていきたいです」
そうしたなかで、「常にいいテンポで(ボールを)動かせている時にいい攻撃ができています」と、攻撃面ではスピードを意識する。一方、守備面では「少しやり方が変わってきているので、そこでコミュニケーションをより取れればと思います」と課題を挙げる。
開幕戦の対戦相手は、昨季圧倒的な強さを見せた川崎である。
オナイウは「(アンジェ・ポステコグルー)監督が常に言っていますが、相手のシステムなど関係なく、自分たちがどれだけ主体性を持ってできるか。自分たちのリズムの時に点を取れるかどうかで、勝ちにつながっていくと思います。集中してやれればと思います」と意欲を示す。
オナイウ自身のファーストゴールで、勝点3をもたらしたいところだ――。
横浜FM2月26日、2021シーズンのオープニングマッチとして、川崎とアウェーで対戦する。金曜日のナイトゲームだが、緊急事態宣言による外出自粛を鑑み、当初予定よりも早い18時にキックオフを迎える。
[文:塚越始]