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【浦和】リンセンに待望の一発、荻原拓也と“ホットライン”「PSV戦のようなゴール」「オギ、オギと呼んだよ」

浦和のリンセン。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

興梠慎三との2トップも実現。

[ACL決勝 第1戦] アル・ヒラル – 浦和 / 2023年4月29日20:30(日本時間30日2:30)/キング・ファハド国際スタジアム

 浦和レッズのブライアン・リンセン(Bryan Linssen)が4月23日のJ1リーグ9節の川崎フロンターレ戦で待望のリーグ戦初ゴールを決めた。

 ルヴァンカップのグループステージ清水エスパルス戦(△1-1)に続き今季公式戦通算2ゴール目。いずれも荻原拓也からのクロスを沈めてみせた。

 この川崎戦では、0-1で迎えた81分、GK西川周作からのビルドアップでスタート。マリウス・ホイブラーテンを経て、荻原が最終ラインから前線へ。早川隼平のボールキープからのパスを受けたあと、荻原がマイナスのクロスを放つ。そこで待っていたリンセンが駆け込み、スナイパーのごとく冷静に右足でゴール隅へシュートを突き刺した。

「上手くスペースを作り出せて、オギ、オギ! と呼びました。そこまで難しいゴールではありませんでした」

 32歳のオランダ人ストライカーはゴールを振り返る。

「1点が必要な場面で呼ばれ、(興梠)慎三と2トップのようになりましたが、私が10番の位置に入りました。そこからパワーをかけて1点をもぎ取ることができました。ただ勝つことはできませんでした。フェイエノールト時代、PSV戦で全く同じような入り方からゴールを決めた記憶があります。その時の感触が蘇りました」 

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝アル・ヒラル戦を前に、浦和の「9番」にゴールが生まれたのは大きい。アジアの頂点を目指す2試合、その一発が期待される場面は必ずや訪れるに違いない。

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「素晴らしい声援、いつもありがとうございます。皆さんの期待に応えていきたいです」

 そのように浦和サポーターに感謝の言葉を口にする。

 この日はオランダからフェイエノールトのサポーター4人が来日していたそうで、そんな熱狂的なファンの目の前で期待に応えてしまうところは流石だ。オランダで通算7シーズン二桁ゴールを決めてきたリンセンの逆襲が、ここから始まる。

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