【浦和】金子大穀が湘南との古巣対決に「組織的なプレスは迫力があった」
オンラインでの取材に応じた浦和の金子大穀。
新天地デビュー、ボランチでフル出場を果たす。
[ルヴァンカップ GS1節] 湘南 0-0 浦和/2021年3月2日/レモンガススタジアム
ルヴァンカップのグループステージ1節、今季加入した浦和レッズのMF金子大穀が、古巣である湘南ベルマーレとの一戦で新天地デビューを果たした。
4-2-3-1のボランチに武田英寿と入り、金子がアンカー的な役割を担う。立ち上がりは左サイドに出て起点になる動きを見せる。ただ、湘南の襲い掛かるような鋭いプレッシングに対し、前を向いた効果的なプレーをなかなか見せられない。
前半の飲水タイムを経たあたりから、金子が中央で一列落ちてボールと相手を引き出す形に変更。ただ、パートーナーを組む武田も後ろを向いてのプレーが続き、チームの心臓部から効果的にパスを配球するシーンは限られた。
「勝ちたかったです。できた部分とできなかった部分があったので、チームとして、できる部分を今後増やしていきたいです。終盤はサイドを上手く突いて、センタリングから決定機を作れました。前半は相手のプレッシャーを受けてしまうことが多かったので、立ち上がりから発揮していければと思います。(役割の変化について)前半は左で受けるつもりでしたが窮屈だったので、真ん中で落ちるように整理して、そこからは上手くいったかなと思います」
昨シーズンまで3年間在籍した湘南との初めての対戦。フル出場を果たしたものの、結果はスコアレスでの引き分けに終わった。金子は「前から来た時に組織的にスイッチが入りますし、迫力を感じました」と、湘南について語る。
このカードはリーグ戦を含めれば、今季あと最低3試合ある。金子にとっては、楽しみな、そして負けられない――勝たなければならない対戦となる。
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[取材・文:塚越始]