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【浦和】エントリー懲罰問題、Jリーグへ「不服申立ても含めた対応を検討」

浦和レッズのエンブレム。(C)SAKANOWA

ファン・サポーターらに謝罪をする一方で。期間は通告から7日間。

 J1リーグ浦和レッズは7月1日、 6月20日に開催された18節・湘南ベルマーレ戦でエントリー手続きに不備がある選手1人を出場させてしまった件について、Jリーグ規律委員会による調査が終了し、けん責(始末書提出) 、本件試合につき得点を「0-3」として負け試合扱いとする懲罰を受けることと発表した。キャスパー・ユンカーの2得点など、個人記録は変更されない。

 浦和は「クラブの不手際によりこのような事態となり、ファン・サポーターの皆さまをはじめ、パートナー企業各社さま、日ごろご支援いただいている全ての関係者のみなさまに大変なご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。今後のようなことがないようクラブとして再発防止に努めてまいります」と謝罪している。

 一方で、「しかしながら、今回の処分内容には受け入れがたい部分があり、クラブとして不服申立ても含めた対応を検討してまいります」と伝えている。

 Jリーグによると、「不服申し立て」の手続きは通告から7日間までと決まっている。このような裁定が下されたのはJリーグでは初めて。

 今回、GK鈴木彩艶がU-24日本代表として6月5日と12日の国際親善試合のためチームを離れていた。その期間、Jリーグの公式検査を受けられなかったものの、日本サッカー協会(JFA)によるPCR検査の結果を「Jリーグエントリー資格認定委員会」に申請し、エントリー資格の認定を受ける必要があった。JFAのPCR検査で鈴木は陰性判定だったものの「クラブの認識不足が原因」で、そのJリーグへの申請を怠っていたことが判明。その結果、6月23日、柏レイソル戦(〇2-0)での欠場が決まった。

 20日の18節・湘南戦(●2-3)は、試合へのエントリー資格がないことをクラブは確認できていないなか、鈴木をエントリー・出場させていたことも分かった。

 鈴木は27日のアビスパ福岡戦(〇2-0)で、ベンチ入りをしていた。

注目記事:浦和に懲罰、湘南戦「0-3」負け試合扱い。選手エントリー問題、個人記録は変更なし

[文:サカノワ編集グループ]

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