【鹿島】板倉2発に刺激、町田浩樹「僕も点を取りたかった」。週末は浦和との決戦へ
オンラインでの取材に応じた鹿島の町田浩樹。(C)KASHIMA ANTLERS
「要所要所の大事な局面をしっかり感じて、チームを締めたり、鼓舞したりすることが大事に」
[J1 7節] 浦和 – 鹿島/2021年4月3日15:00/埼玉スタジアム
J1リーグ鹿島アントラーズのDF町田浩樹が3月31日、オンラインによる取材に応じて、U-24日本代表として無失点に抑えたU-24アルゼンチン代表との第2戦を振り返るとともに、4月3日の浦和レッズ戦に向けて抱負を語った。
町田は29日のアルゼンチンとの北九州ラウンド、瀬古歩夢と最終ライン中央のコンビを組んでフル出場し、3-0の無失点勝利を支えた。チャンスで結果を残した23歳のセンターバックは、「今できることは全て出せて、そのなかで上手くいったことと上手くいなかったことがあり、何より結果を出せたのが一番でした」と語った。
この代表ウィークは、日本代表、U-24日本代表ともに、守備が持ち味である選手たちの攻撃への関与が話題を集めた。町田もそのあたりをちょっと気にしていた。
「(南米予選1位のアルゼンチンは)五輪本番になれば、もっと強くなっています。そう考えると、まだまだ。個人としては、中途半端に前へ出てボールを取り切れずピンチを作ってしまったところは課題です。攻撃の部分では、周りの選手の立ち位置が非常に良く、僕はシンプルにパスを出すだけでした。あとはセットプレーで板倉選手が2点取ったので、僕も取りたかったなという思いはあります」
そして30日午後には鹿島の練習に合流。31日には全体トレーニングにも参加した。週末には大切な浦和との決戦を控える。
最近の鹿島はリーグ2連敗中を喫したものの、この代表ウィークに組まれたルヴァンカップのアビスパ福岡戦で5-1の勝利を収めている。その流れで白星を狙う。
「公式戦の結果は出ていませんが、練習の雰囲気はすごくいいですし、ルヴァンカップを勝ったいい影響を感じます。何よりリーグ戦は2試合勝てていないので、内容よりも結果を追い求めてやっていきたいと思います」
浦和戦は犬飼智也が出場停止のため、町田には守備の軸としての役割も求められる。
「ディフェンスリーダーとして最終ラインだけでなく、チームを引っ張っていかなければいけないのはもちろんです。試合の要所要所の大事な局面をしっかり感じて、チームを締めたり、鼓舞したりすることが大事になると思います」
そのように次第に闘志を高めていた。町田にとっても、きっとプレッシャーはあるものの楽しみな一戦になるはずだ。
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[文:サカノワ編集グループ]