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原口&室屋ハノーファー、昇格絶望的で緊急会議。当面は現体制継続の方針

ハノーファーの原口元気。ブンデスリーガは再開できるのか?写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

指揮官、SDと話し合った会長が「今週末の試合に集中する」とコメント。

 ブンデスリーガ2部ハノーファー96は4月11日、1.FCハイデンハイム1846に1-3で敗れ、暫定11位まで順位を落とした。新型コロナウイルスのチーム内での複数人の発生による試合延期の影響で、消化試合が他チームよりも1試合少ないものの残り試合を全勝しても、昇格・プレーオフ圏内にいる上位陣があと1勝すれば追い付かず、1部リーグ復帰は絶望的となった。

 ドイツメディア『シュポルツ・ブッツァー』によると、この結果を受けて、ハノーファーのマルティン・キント会長は12日、ケナン・コジャク監督、ゲルハルト・ズーバー・スポーツダイレクター(SD)と会談を実施。今後について対応を協議したと見られるという。

 しかし、指揮官とSDのこのタイミングでの退陣は発表されず。キント会長は「次の試合にすべての集中力は傾けられています」と現体制をひとまず維持したまま、14日のアウェーでのホルスタイン・キール戦に全力を注ぐと強調している。

 2シーズンでの1部復帰はならず。“屈辱”と言える2部リーグでの3年目を迎えることが決定的になった。しかも昨季(6位)よりも順位を落とす可能性もあり、テコ入れが急務となる。

 所属して3シーズン目、背番号「10」をつけるロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表の原口は 27試合8得点・6アシスト。最近5試合で4ゴールを決めている。今季限りでハノーファーとは契約満了になるため、1部に昇格できなかった場合は移籍が濃厚。シャルケ04、ヘルタ・ベルリン、フォルトゥナ・デュッセルドルフなどが獲得を検討していると言われる。

 一方、FC東京から今季加わった室屋はリーグ26試合・3アシストを記録。3年契約を結んでいるため、基本的には来シーズンも残留になりそうだ。もちろん日本代表にも選ばれるタレントとあって、他チームからオファーが届くこともあり得るか。

 

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