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『引退報道』否定、シシーニョ「日本でサッカーするため一生懸命頑張っている」

CAオサスナでプレーしていた頃のシシーニョ。(Photo by Gonzalo Arroyo Moreno/Getty Images)

手術を行ったうえで、再起を目指していると報告。

 JリーグのFC岐阜、徳島ヴォルティス、愛媛FCに所属した元スペインU-21代表MFシシーニョがスペインでのインタビューに応じ、その内容を受けて日本で「引退決断」と一部で報じられたことをSNSのツイッター(アカウントは @sisinio21 )で完全否定し、「また日本に住むため、また日本でサッカーするために一所懸命頑張っています」と現役続行と再起への意欲を示した。

 シシーニョは次のように日本語でつぶやいた。

「言いたいことがあります。引退するつもりではないです。また日本に住む為にまた日本でサッカーする為に一所懸命頑張っています。日本で活躍することという夢が5年前叶いましたが十分じゃないです。今持ってる目的と夢は同じででピッチに戻ることです」

 そのあと、34歳になるテクニシャンは、スペイン語でも2通に分けてメッセージを発信している。

 インタビューで現状を伝えられたことには喜びを感じていて、確かに「そろそろ引退するかもしれない」と可能性を認めつつ、「プレーしたい」とも強調していたと言う。そして二度とプレーできないというプレッシャーから解放しようとしてくれたのだろうとも理解しているが、「引退するつもりはありません」と改めて”現役続行”を宣言している。来るべき時には発表するが、今は再びピッチに立つために必死に努力しているということだ。

 シシーニョは1986年4月22日生まれ、スペイン出身、34歳。2003年のフィンランドU-17ワールドカップ(W杯)にU-17スペイン代表として出場。バレンシアCFのユース出身で、レアル・バリャドリード、レアル・オサスナ、韓国Kリーグの水原FC、ポーランドのレフ・ポズナン 、ギリシャのヴェリアFCなどで活躍した。

 大の日本好きで、Jリーグでプレーしたいという目標を掲げ、2017年にFC岐阜、2018・19年に徳島ヴォルティス、2020年に愛媛FCに所属。2019年に大ケガを負ったが、今回のインタビューでは再び手術を受けたと報告している。

 異色のキャリアを持つスペイン人ミッドフィルダー、シシーニョ。このまま終わるつもりはない。

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[文:サカノワ編集グループ]

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