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ヘルタ・ベルリンがFW鈴木優磨の獲得を目指す。原口元気、細貝萌が過去に在籍

鈴木優磨。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

シント=トロイデンで17ゴール、冬にもオファーを受ける。

『VOTEBAL』ベルギー版、ドイツメディア『シュポルト・DE』など複数のメディアが4月27日、ドイツ・ブンデスリーガ1部のヘルタ・ベルリンがベルギー1部シント=トロイデンVVのFW鈴木優磨の獲得を検討していると報じた。ベルギーリーグ17ゴールを記録したストライカーには複数クラブが獲得に名乗りを挙げており、シント=トロイデンもこのタイミングで放出する意向のようだ。

 鈴木は1996年4月26日、千葉県銚子市出身、24歳。182センチ・75キロ。鹿島ジュニアユース ― 鹿島アントラーズユース ― 鹿島 ― シント=トロイデン。2018年、日本代表にも選出されたが、負傷により辞退している。2020-21シーズン、ベルギー1部で今季34試合・17ゴールを記録した。

 そんな鈴木の決定力に、ヨーロッパ主要リーグの複数クラブが着目。同メディアによると、すでに冬の移籍市場の段階でも、鈴木にはオファーが届いていたが、希望の条件を満たしていないため、シント=トロイデンが拒否をしていたそうだ。

 そうしたなか、ヘルタ・ベルリンが鈴木をリストアップしているという。鎌田大地と長谷部誠の在籍していたアイントラハト・フランクフルトの強化責任者だったフレディ・ボビッチ氏の来季“移籍”が決定。その二人をはじめ、ハノーファー96の原口元気ら日本人選手を高く評価してきた。そういった背景もあり、鈴木にも着目しているということだ。

 ただし『VOTEBAL』は、ヘルタ・ベルリンの鈴木獲得の可能性は「低い」と読んでいる。鈴木が欧州UEFAチャンピオンズリーグ(CL)での活躍を目標にしていて、ヘルタではその近道にならないのではないかと首をひねる。また日本人ストライカーは以前からセリエAで勝負したいとも語ってきた。何よりチームは18チーム中17位と低迷し、2部降格の危機に瀕している。1部残留を果たすことが、鈴木獲得のノルマにもなってくる。

 ヘルタ・ベルリンには過去に、細貝萌(現バンコク・ユナイテッド)、原口元気(現・ハノーファー96)が在籍している。

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[文:サカノワ編集グループ]

 

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