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【鹿島】ピトゥカがデビュー「パスや得点でチームに貢献することにプライオリティを置き、日々邁進したい」

ルヴァンカップの鳥栖戦でデビューを果たした鹿島のディエゴ・ピトゥカ。協力:サガン鳥栖

名門サントスから加入。相馬監督は持ち味を出せなかった展開に理解を示し、「次はさらに期待」。

[ルヴァン杯 GS4節] 鳥栖 2-2 鹿島/2021年4月28日/駅前不動産スタジアム

 ブラジルの名門サントスFCから鹿島アントラーズに加入したブラジル人MFディエゴ・ピトゥカが、ルヴァンカップ・グループステージ4節のサガン鳥栖戦で日本での公式戦デビューを果たした。28歳のボランチは久々の公式戦とあって試合勘の回復を課題に挙げ、「徐々に感覚を取り戻していければ」と意欲を示した。

 64分に染野唯月と代わってピッチに立った。中盤の一角として攻撃に絡みたかったものの機会は限られた。相馬直樹監督は「頭上をボールを行きかう展開が多く、彼の持っているものを出し切れなかったところはありました。最後のスルーパスなどもう一つでしたが、まだたくさんの時間を一緒にプレーしていないので、やっていくなかで良くなっていくと思います。次はさらにと期待したいです」と語った。

 28歳のブラジル人MFは試合後、オンラインによる取材に応じて、次のようにファンとスタッフに感謝するとともに課題を挙げた。

「本当に長い間、試合をしていなかったので、いくらフィジカルのコンディションが良くても、どうしても試合勘やリズムといった感覚的なことは、試合をしながら取り戻すしかありません。期待していたサポーターの皆さん、そしてこうしてピッチに立たせてくれたスタッフの皆さんに感謝しています。徐々に感覚を取り戻していければと思います。自分のパスや得点でチームに貢献するということにプライオリティを置いて取り組み、試合を重ねて良くしていくしか方法はありません。まずは試合勘を取り戻せるように、日々邁進していきたいです」

 そして鹿島のみならずJリーグの他チームの試合もチェックし、自分をどのように生かすのかを考えてきたとも明かす。

「どう慣れていくか。私は鹿島のみならず他チームの試合もチェックしてきました。コンタクトが多く、たくさんの運動量が求められます。そこにアダプトしていけるように、(リーグの特徴など)意識しながら取り組んでいきたいです」

 鹿島の新たな中盤の柱としても期待される。ピトゥカが日本でのキャリアをスタートさせた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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