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【鹿島】上田綺世が神戸戦、骨折しながらゴールを決めていた。右肘を傷め治療約3週間

上田綺世。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「五分五分のボール。気持ちで押し込んだ」執念の同点弾。

[J1 11節] 鹿島 1-1 神戸/2021年4月24日/カシマサッカースタジアム

 鹿島アントラーズは4月26日、先日のJ1リーグ11節のヴィッセル神戸戦で負傷交代したFW上田綺世について、チームドクターによる検査の結果、右肘関節内側の側副靭帯損傷および右上腕骨の裂離骨折で約3週間の治療を要すと診断されたと発表した。

 上田は24日に行われた11節・ヴィッセル神戸戦、相手選手との接触プレーのあと、右腕を振れない状況でプレーを続行。0-1で迎えた64分、三竿健斗の縦パスに抜け出し、倒れ込みながらも一瞬先に右足を投げ出しシュートを放ち、ボールはDF小林友希に当たりながらもゴールネットを揺らした。そのあとの68分、「もともと交代への準備を進めていた」(相馬直樹監督)という染野唯月と交代していた。

 上田は試合後のオンラインによるメディア対応で、ゴールシーンとケガについて、次のように語っていた。

「(ゴールシーンについて)前を向いた時、あのような動き出しは普段しないのですが、パッと思い付き、健斗くんに分かりやすく、自分なりに動いたところへピンポイントで来て、相手を半身で外しシュートまで持っていけました。相手と五分五分のボールになり、そこまでコースを狙うことはできませんでしたが、気持ちで押し込めたので良かったです。(ケガについて。空中戦で負ったようだが?)(『良い感じの記事になりそうもないのでは』と感じたそうで)今は、話すことはありません」

 日本代表に選ばれ、そしてU-24日本代表として東京オリンピックでの活躍も期待される。その期待のストライカーの連戦中の離脱……。鹿島がまた試練の時期を迎える。

注目記事:【鹿島】上田綺世が右腕を傷めながら気迫の同点弾。ケガについて問われ「ここで話すことではない」。神戸と1-1ドロー

[文:サカノワ編集グループ]

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